カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
web拍手★
ブログ内検索
お気に入り
Lost Heaven
↑↑美夜プロデューサー様の素敵過ぎるマイドルSSサイト★
ありったけの愛を君に
↑↑かりんプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
ときめきの星たち★彡
↑↑みさきプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
↑↑美夜プロデューサー様の素敵過ぎるマイドルSSサイト★
ありったけの愛を君に
↑↑かりんプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
ときめきの星たち★彡
↑↑みさきプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
カテゴリー
最新記事
(10/31)
(05/23)
(05/19)
(05/18)
(05/13)
(05/09)
(05/02)
(04/22)
(04/19)
(04/17)
カウンター
プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
アクセス解析
2007/10/23 (Tue)
幕末恋華シリーズ関連
いよいよ八人目、辰巳ルートのレビューです。
第一印象ではまるで興味がなかったのですが、やってみたら彼の生きざまにぐっときました。
何より、意外性の多い男なので、何度も驚かされましたよ。いろんな意味で。
歴史キーワードは、
「土佐勤王党」
「廃藩置県」
「四民平等」
あたりでいかがでしょうか??
ではネタバレレビューは下の→リンクからどーぞ。
第一印象ではまるで興味がなかったのですが、やってみたら彼の生きざまにぐっときました。
何より、意外性の多い男なので、何度も驚かされましたよ。いろんな意味で。
歴史キーワードは、
「土佐勤王党」
「廃藩置県」
「四民平等」
あたりでいかがでしょうか??
ではネタバレレビューは下の→リンクからどーぞ。
辰巳(タツミ)は花柳館の食客の一人。
酒好き女好きの遊び人で、見るからに豪快な雰囲気の兄貴キャラ。
刀を抜かずに殺気だけで敵を威嚇して追っ払うという技を持ってますが、別に本人は好きでそうしているわけではありません。
彼の腰の刀には庵による封印が施されており、封印を破って刀を抜いたら花柳館を追い出されてしまうからです。
全ては彼の禁断の過去に由来しており、序盤のシナリオでヒロインはその過去を知ります。
辰巳はかつて、土佐勤王党という過激な攘夷思想の団体に与する「田中新兵衛(タナカ・シンベエ)」という剣士でした。
彼は人斬り新兵衛と呼ばれ、幕末四大人斬りに数えられる実在の人物です。
……まあ、一番マイナーだと思うけど。笑。
新兵衛は逆に一番メジャーであろう、人斬り以蔵こと岡田以蔵と組んで、暴れ回っていたのですが、ある暗殺の容疑をかけられて捕縛されてしまいました。
ちなみに、その暗殺に関しては彼は無罪であり、何者かにハメられての投獄でした。
史実では獄中で自害してしまうのです。
が、こちらの新兵衛は、彼の命を惜しんだ薩摩の西郷の依頼を受けた庵や中村によって「自害を装って」救い出されます。
新兵衛は花柳館に匿われ、別人としてやり直すことになりました。
庵は刀を抜かないことを条件に、彼を自分の下で働かせることにします。
いつか、彼が新しい生き方を見付けて旅立つまで。
そして彼は「いつか立つ身だから」と「辰巳」という新しい名を与えられたのでした。
ある日、かつての自分の仲間たちが捕縛されたと聞いた辰巳は、ヒロインとともに牢獄に忍び込み、武市半平太・岡田以蔵と再会。
自分に暗殺の容疑がかかるように仕向けたのが武市だと知り、怒りを見せる辰巳でしたが、武市は、刀を振ることを楽しみ、むやみに人を殺めてばかりいる新兵衛や以蔵を危険視していたことを明かし、辰巳に刀を持つ者の心得を説きます。
かつての親友とも呼べる以蔵は、ある友達(前作CDドラマでの鈴花だと思われる)との出会いを通してそれを悟っており、自らの過ちを語り、脱獄を示唆する辰巳を拒絶します。
お前はもう田中新兵衛ではないのだから無関係だ……とつき放され、呆然自失の辰巳。
ほどなく武市や以蔵は死をもって罪をあがない、辰巳は取り残されてしまいます。
空虚感から雑な仕事をしたり、酒びたりになったりと荒れに荒れる辰巳。
ヒロインはそんな辰巳を気遣い、なんとか立ち直らせようと奮闘するのですが、なかなかうまくいきません。
そんなある日、辰巳の大恩人・西郷吉之助が訪ねてきて、辰巳に焦らずゆっくり新しい生き方を見付けるようにアドバイスします。
一方ヒロインは、辰巳を元気づけようと芸姑姿を見せます。
今までほんの小娘だと思っていたヒロインに女を感じた辰巳は少し戸惑いながらも、彼女の思いと西郷の言葉を胸に自分を取り戻していきます。
多分このあたりからヒロインはすでに辰巳が好きです。笑。
下手したら最初から結構好きだったんじゃないかと……。
しばらくの後、土佐勤王党時代からの知り合いである才谷が暗殺されてしまい、再びガクッと下降した辰巳は庵に隠れて酒を飲みに行き、犬猿の中でしょっちゅう喧嘩している陸奥(もちろんドン底まで下降中)と遭遇し、行きがかり上一緒に飲むことに。
辰巳を心配して探していたヒロインも乱入します。
陸奥は酒の席で辰巳に、これからの時代に刀はいらない、武士もいらないと熱弁を振るいます。
話の途中で、逃亡中の長州藩士が「匿ってくれ」と飛込んでくるのですが、彼をついたての裏に隠して、辰巳は陸奥に話の続きを促します。
陸奥は藩を解体して、中央政府による政権を徹底し、日本の名の元に民兵による軍隊を編制することが必要だと語ります。
話を聞いていた長州藩士は陸奥の話に感動し、これからは武士としての特権意識を捨てて民のために生きると語ります。
辰巳は陸奥の弁舌に感心し、全ては理解出来ないものの、彼の語るビジョンに強い興味を示します。
その時、突然現れた大石があっさりと長州藩士を斬り捨ててしまい、その暴挙に辰巳は怒りますが、「斬りたいから斬った」「昔のあんたと何が違うの?」と逆に返され、何も言えなくなってしまいます。
今になって武市や以蔵の言葉を理解し、自分の人斬りの過去を心底悔やんだ辰巳は、ヒロインと供に帰宅してからも深く沈んでしまいます。
新しい生き方をを模索しようにも、自分は「抜き身の刀」だからまた誰かを傷付けかねないと呟く辰巳に、ヒロインはそれなら自分が鞘になって、人斬りの過去ごと辰巳を包むから……と、想いを告げます。
ヒロインの想いを受け止めた辰巳。
その時の発言がこれ↓
「覚悟しておけよ。
俺様はデカいぜ。
全部おまえん中に収められるか?」
……。
ノーコメント!!
ともあれ辰巳はこれからは人を斬る刀に頼らず、自分自身が時代を切り開く剣になると宣言します。
かくて最速、11章メインイベント前にカップル成立となります。
それからほどなくして、海援隊による天満屋襲撃が起こります。
情報を掴んでいたヒロインと辰巳は、天満屋に向かう途中の陸奥を引き留め、無意味で無謀な襲撃をやめるように説得します。
辰巳は、陸奥に今すぐ刀を捨てろと言い、そのかわり自分が陸奥の刀になると宣言します。
他のルートだとあまりにも唐突に見える辰巳の言動ですが、このルートではしっかり筋が通ってます。
省略しましたが、段々と辰巳が陸奥という男を認めていく過程も描かれているし、何より辰巳が刀を振るうことの虚しさを悟り、刀の要らない新時代に理想を見出す動機が明かされますからね。
この場面で辰巳が「ちなみにこいつが鞘だ」とヒロインを紹介するんですが、とっさにヒロインは陸奥に向かって、
「鞘担当です、よろしくお願いします」
うっかりヒロインに萌えた。可愛いな、おまいさん。笑。
また辰巳はこの時、陸奥に「おまえが仕えるに値しないと判断したら、叩き斬ってやるからな」みたいなことを言い放つんですよね。
辰巳は陸奥に盲従せず、彼が道を誤らないように監視する役割をも担うことになったということです。
辰巳は自ら刀の封印を破って、天満屋で陸奥を守り抜き、庵との約束通り花柳館を出て陸奥の元へ。
鞘担当・ヒロインも辰巳を追って花柳館を後にすることに。
それから数年後。
陸奥は政治の道へ進み、辰巳は……驚愕の変貌を遂げていました。
かねてより、ただの護衛ではなく、本当に陸奥の力になりたいと思っていた辰巳は恐らく死にものぐるいで勉強し、かつての粗暴な遊び人の面影など一切ない、知的で生真面目な敏腕補佐となっていました。
あえて陸奥ルートでは触れなかったんですが、本当に、この変貌ぶりにはちょっとびっくりします。完全に別人ですから。
久々に会いに来たおこうや慈照に「この辰巳のそっくりさんは誰?」って聞かれるくらいなんで。笑。
最初、辰巳のキャストが諏訪部さんって聞いて意外だなあと思ったんですが、この変貌した後の辰巳はもろに諏訪部キャラだと思いました。笑。
このためのキャスティングだったか……!!
ヒロインとの恋愛関係は継続しているものの、仕事第一でろくに二人の時間がとれず、ヒロインも陸奥と辰巳の会話に全くついていけないもんだから、ちょっと疎外感を感じたりしてます。
辰巳ルートのヒロインはちょっとわがままな感じもするけど、一番普通の女の子っぽいと思う。
そりゃあ寂しいだろうさ。ねえ?
さて、詳細は陸奥ルートのレビューを見てほしいんですが、なんやかんやあって陸奥は故郷の紀州に帰り、藩政改革を行い、最強の軍隊を作り上げます。
陸奥はこの時、悪魔の囁きを聞いてしまい、この最強の軍隊を率いて中央政府に攻め入ってしまうのもありではないか、と一瞬考えてしまいます。
これを察した辰巳は不安を感じ、ヒロインを伴ってある人物を訪ねます。
中央政府で幅を利かせる、政界の大物・大久保利通です。
辰巳は大久保にかつて陸奥が提言した「廃藩置県」を施行するように進言します。
廃藩置県が成れば、紀州藩は消滅、陸奥の作った軍も解散になる。
理を重んじる陸奥には自身の掲げた政策を否定することはできない、そう読んでのことでした。
陸奥が道を誤って平和を打ち壊して再び戦争を起こしたりしないように、陸奥の「刀」としての的確な判断だったにも関わらず、「俺は陸奥を裏切った」とうちひしがれる辰巳。
「鞘」であるヒロインはそんな辰巳をしっかりと包み込み、励まします。
廃藩置県、そして廃刀令、辰巳の理想とする「四民平等」の社会が少しずつ完成していくのですが、そのことが辰巳の大恩人・西郷を追い詰めることに繋がっていきます。
ついに士族の反乱により鹿児島が挙兵し、大久保は辰巳に旧友である西郷をなんとか死なせないように説得を依頼します。
辰巳とヒロインは鹿児島へ行き、西郷や中村らと面会します。
辰巳は西郷に謝罪しますが、西郷は「気にせず自分の信念を貫け」と穏やかに語り、大久保の願いも退けて死の覚悟を固めます。
中村もまた辰巳に士族の屍の上に新しい平和な世の中を作ってくれ、と未来を託します。
かくて誇り高い士族たちと決別し、陸奥の元へ戻った辰巳とヒロイン。
大久保に報告に行った辰巳は帰って来るなり陸奥を殴り飛ばします。
陸奥が辰巳にも黙って、板垣ら政府転覆をもくろむ土佐派と連絡を取り合っていたことが露見しかけていたのです。
陸奥は「また悪魔の囁きを聞いてしまったのかもしれない」と語り、辰巳に、かつて紀州で自分を救ってくれたことを感謝します。
気付いていないと思っていた辰巳とヒロインは驚きますが、陸奥はお構い無し。
自分の罪が完全に露見するまでに辰巳を一端の政治家に育て上げてやると声高に宣言し、それに辰巳は「この俺様にできねーことがあるかよ」と、昔のような砕けた口調で応え、三人は笑顔で絆を確かめ合います。
やがて、陸奥は投獄されてしまいますが、辰巳は立派に彼の留守を守り、一端の政治家となってからも結局陸奥とのコンビで活躍し、やがて彼等は国会開設の足掛かりをつくります。
ヒロインとも正式に結婚、子宝にも恵まれます。
エピローグでは親子三人水入らずで温泉に入っているのですが、辰巳は赤ちゃんがヒロインのおっぱいを独占していることに異議を申し立て(笑)、ヒロインに説教されて、あげく「もう知りません」とか言われて終わります。
結局、いくら立派になっても裸になれば辰巳は辰巳か。爆。
辰巳、結構好きです。初期のバカな辰巳も、後期のキレ者な辰巳もかっこいい。
何より陸奥との絆にはやられましたわ。
……。
私ね。
ここだけの話。
辰巳と陸奥なら、有です。
何が? とか聞かないでください。察してください。笑。
なんだろうね。
私、随分前に二次元は卒業したんだけどね。
ましてや乙女ゲームだしねえ……。
辰巳と陸奥は不覚にも……。
相馬と野村とかも大好きだけど、そういうふうには全然見えないんだが……うーん。
ま、辰巳の場合ヒロインの次に陸奥が大事なのは確かですからね。
テーマイベント4の、左手にヒロイン、右手に陸奥っていう辰巳のスチルが大好きです。全スチルで一番かも。
三人がすごくいい笑顔でね……ああ、なんて可愛いんだ陸奥……!!
辰巳のシナリオなのに、いろんな意味で陸奥萌が止まらない麻咲でございました。汗。
次は咲彦編ですね。
今作の二大メインヒーローの一人。頑張ってまとめま~す。
酒好き女好きの遊び人で、見るからに豪快な雰囲気の兄貴キャラ。
刀を抜かずに殺気だけで敵を威嚇して追っ払うという技を持ってますが、別に本人は好きでそうしているわけではありません。
彼の腰の刀には庵による封印が施されており、封印を破って刀を抜いたら花柳館を追い出されてしまうからです。
全ては彼の禁断の過去に由来しており、序盤のシナリオでヒロインはその過去を知ります。
辰巳はかつて、土佐勤王党という過激な攘夷思想の団体に与する「田中新兵衛(タナカ・シンベエ)」という剣士でした。
彼は人斬り新兵衛と呼ばれ、幕末四大人斬りに数えられる実在の人物です。
……まあ、一番マイナーだと思うけど。笑。
新兵衛は逆に一番メジャーであろう、人斬り以蔵こと岡田以蔵と組んで、暴れ回っていたのですが、ある暗殺の容疑をかけられて捕縛されてしまいました。
ちなみに、その暗殺に関しては彼は無罪であり、何者かにハメられての投獄でした。
史実では獄中で自害してしまうのです。
が、こちらの新兵衛は、彼の命を惜しんだ薩摩の西郷の依頼を受けた庵や中村によって「自害を装って」救い出されます。
新兵衛は花柳館に匿われ、別人としてやり直すことになりました。
庵は刀を抜かないことを条件に、彼を自分の下で働かせることにします。
いつか、彼が新しい生き方を見付けて旅立つまで。
そして彼は「いつか立つ身だから」と「辰巳」という新しい名を与えられたのでした。
ある日、かつての自分の仲間たちが捕縛されたと聞いた辰巳は、ヒロインとともに牢獄に忍び込み、武市半平太・岡田以蔵と再会。
自分に暗殺の容疑がかかるように仕向けたのが武市だと知り、怒りを見せる辰巳でしたが、武市は、刀を振ることを楽しみ、むやみに人を殺めてばかりいる新兵衛や以蔵を危険視していたことを明かし、辰巳に刀を持つ者の心得を説きます。
かつての親友とも呼べる以蔵は、ある友達(前作CDドラマでの鈴花だと思われる)との出会いを通してそれを悟っており、自らの過ちを語り、脱獄を示唆する辰巳を拒絶します。
お前はもう田中新兵衛ではないのだから無関係だ……とつき放され、呆然自失の辰巳。
ほどなく武市や以蔵は死をもって罪をあがない、辰巳は取り残されてしまいます。
空虚感から雑な仕事をしたり、酒びたりになったりと荒れに荒れる辰巳。
ヒロインはそんな辰巳を気遣い、なんとか立ち直らせようと奮闘するのですが、なかなかうまくいきません。
そんなある日、辰巳の大恩人・西郷吉之助が訪ねてきて、辰巳に焦らずゆっくり新しい生き方を見付けるようにアドバイスします。
一方ヒロインは、辰巳を元気づけようと芸姑姿を見せます。
今までほんの小娘だと思っていたヒロインに女を感じた辰巳は少し戸惑いながらも、彼女の思いと西郷の言葉を胸に自分を取り戻していきます。
多分このあたりからヒロインはすでに辰巳が好きです。笑。
下手したら最初から結構好きだったんじゃないかと……。
しばらくの後、土佐勤王党時代からの知り合いである才谷が暗殺されてしまい、再びガクッと下降した辰巳は庵に隠れて酒を飲みに行き、犬猿の中でしょっちゅう喧嘩している陸奥(もちろんドン底まで下降中)と遭遇し、行きがかり上一緒に飲むことに。
辰巳を心配して探していたヒロインも乱入します。
陸奥は酒の席で辰巳に、これからの時代に刀はいらない、武士もいらないと熱弁を振るいます。
話の途中で、逃亡中の長州藩士が「匿ってくれ」と飛込んでくるのですが、彼をついたての裏に隠して、辰巳は陸奥に話の続きを促します。
陸奥は藩を解体して、中央政府による政権を徹底し、日本の名の元に民兵による軍隊を編制することが必要だと語ります。
話を聞いていた長州藩士は陸奥の話に感動し、これからは武士としての特権意識を捨てて民のために生きると語ります。
辰巳は陸奥の弁舌に感心し、全ては理解出来ないものの、彼の語るビジョンに強い興味を示します。
その時、突然現れた大石があっさりと長州藩士を斬り捨ててしまい、その暴挙に辰巳は怒りますが、「斬りたいから斬った」「昔のあんたと何が違うの?」と逆に返され、何も言えなくなってしまいます。
今になって武市や以蔵の言葉を理解し、自分の人斬りの過去を心底悔やんだ辰巳は、ヒロインと供に帰宅してからも深く沈んでしまいます。
新しい生き方をを模索しようにも、自分は「抜き身の刀」だからまた誰かを傷付けかねないと呟く辰巳に、ヒロインはそれなら自分が鞘になって、人斬りの過去ごと辰巳を包むから……と、想いを告げます。
ヒロインの想いを受け止めた辰巳。
その時の発言がこれ↓
「覚悟しておけよ。
俺様はデカいぜ。
全部おまえん中に収められるか?」
……。
ノーコメント!!
ともあれ辰巳はこれからは人を斬る刀に頼らず、自分自身が時代を切り開く剣になると宣言します。
かくて最速、11章メインイベント前にカップル成立となります。
それからほどなくして、海援隊による天満屋襲撃が起こります。
情報を掴んでいたヒロインと辰巳は、天満屋に向かう途中の陸奥を引き留め、無意味で無謀な襲撃をやめるように説得します。
辰巳は、陸奥に今すぐ刀を捨てろと言い、そのかわり自分が陸奥の刀になると宣言します。
他のルートだとあまりにも唐突に見える辰巳の言動ですが、このルートではしっかり筋が通ってます。
省略しましたが、段々と辰巳が陸奥という男を認めていく過程も描かれているし、何より辰巳が刀を振るうことの虚しさを悟り、刀の要らない新時代に理想を見出す動機が明かされますからね。
この場面で辰巳が「ちなみにこいつが鞘だ」とヒロインを紹介するんですが、とっさにヒロインは陸奥に向かって、
「鞘担当です、よろしくお願いします」
うっかりヒロインに萌えた。可愛いな、おまいさん。笑。
また辰巳はこの時、陸奥に「おまえが仕えるに値しないと判断したら、叩き斬ってやるからな」みたいなことを言い放つんですよね。
辰巳は陸奥に盲従せず、彼が道を誤らないように監視する役割をも担うことになったということです。
辰巳は自ら刀の封印を破って、天満屋で陸奥を守り抜き、庵との約束通り花柳館を出て陸奥の元へ。
鞘担当・ヒロインも辰巳を追って花柳館を後にすることに。
それから数年後。
陸奥は政治の道へ進み、辰巳は……驚愕の変貌を遂げていました。
かねてより、ただの護衛ではなく、本当に陸奥の力になりたいと思っていた辰巳は恐らく死にものぐるいで勉強し、かつての粗暴な遊び人の面影など一切ない、知的で生真面目な敏腕補佐となっていました。
あえて陸奥ルートでは触れなかったんですが、本当に、この変貌ぶりにはちょっとびっくりします。完全に別人ですから。
久々に会いに来たおこうや慈照に「この辰巳のそっくりさんは誰?」って聞かれるくらいなんで。笑。
最初、辰巳のキャストが諏訪部さんって聞いて意外だなあと思ったんですが、この変貌した後の辰巳はもろに諏訪部キャラだと思いました。笑。
このためのキャスティングだったか……!!
ヒロインとの恋愛関係は継続しているものの、仕事第一でろくに二人の時間がとれず、ヒロインも陸奥と辰巳の会話に全くついていけないもんだから、ちょっと疎外感を感じたりしてます。
辰巳ルートのヒロインはちょっとわがままな感じもするけど、一番普通の女の子っぽいと思う。
そりゃあ寂しいだろうさ。ねえ?
さて、詳細は陸奥ルートのレビューを見てほしいんですが、なんやかんやあって陸奥は故郷の紀州に帰り、藩政改革を行い、最強の軍隊を作り上げます。
陸奥はこの時、悪魔の囁きを聞いてしまい、この最強の軍隊を率いて中央政府に攻め入ってしまうのもありではないか、と一瞬考えてしまいます。
これを察した辰巳は不安を感じ、ヒロインを伴ってある人物を訪ねます。
中央政府で幅を利かせる、政界の大物・大久保利通です。
辰巳は大久保にかつて陸奥が提言した「廃藩置県」を施行するように進言します。
廃藩置県が成れば、紀州藩は消滅、陸奥の作った軍も解散になる。
理を重んじる陸奥には自身の掲げた政策を否定することはできない、そう読んでのことでした。
陸奥が道を誤って平和を打ち壊して再び戦争を起こしたりしないように、陸奥の「刀」としての的確な判断だったにも関わらず、「俺は陸奥を裏切った」とうちひしがれる辰巳。
「鞘」であるヒロインはそんな辰巳をしっかりと包み込み、励まします。
廃藩置県、そして廃刀令、辰巳の理想とする「四民平等」の社会が少しずつ完成していくのですが、そのことが辰巳の大恩人・西郷を追い詰めることに繋がっていきます。
ついに士族の反乱により鹿児島が挙兵し、大久保は辰巳に旧友である西郷をなんとか死なせないように説得を依頼します。
辰巳とヒロインは鹿児島へ行き、西郷や中村らと面会します。
辰巳は西郷に謝罪しますが、西郷は「気にせず自分の信念を貫け」と穏やかに語り、大久保の願いも退けて死の覚悟を固めます。
中村もまた辰巳に士族の屍の上に新しい平和な世の中を作ってくれ、と未来を託します。
かくて誇り高い士族たちと決別し、陸奥の元へ戻った辰巳とヒロイン。
大久保に報告に行った辰巳は帰って来るなり陸奥を殴り飛ばします。
陸奥が辰巳にも黙って、板垣ら政府転覆をもくろむ土佐派と連絡を取り合っていたことが露見しかけていたのです。
陸奥は「また悪魔の囁きを聞いてしまったのかもしれない」と語り、辰巳に、かつて紀州で自分を救ってくれたことを感謝します。
気付いていないと思っていた辰巳とヒロインは驚きますが、陸奥はお構い無し。
自分の罪が完全に露見するまでに辰巳を一端の政治家に育て上げてやると声高に宣言し、それに辰巳は「この俺様にできねーことがあるかよ」と、昔のような砕けた口調で応え、三人は笑顔で絆を確かめ合います。
やがて、陸奥は投獄されてしまいますが、辰巳は立派に彼の留守を守り、一端の政治家となってからも結局陸奥とのコンビで活躍し、やがて彼等は国会開設の足掛かりをつくります。
ヒロインとも正式に結婚、子宝にも恵まれます。
エピローグでは親子三人水入らずで温泉に入っているのですが、辰巳は赤ちゃんがヒロインのおっぱいを独占していることに異議を申し立て(笑)、ヒロインに説教されて、あげく「もう知りません」とか言われて終わります。
結局、いくら立派になっても裸になれば辰巳は辰巳か。爆。
辰巳、結構好きです。初期のバカな辰巳も、後期のキレ者な辰巳もかっこいい。
何より陸奥との絆にはやられましたわ。
……。
私ね。
ここだけの話。
辰巳と陸奥なら、有です。
何が? とか聞かないでください。察してください。笑。
なんだろうね。
私、随分前に二次元は卒業したんだけどね。
ましてや乙女ゲームだしねえ……。
辰巳と陸奥は不覚にも……。
相馬と野村とかも大好きだけど、そういうふうには全然見えないんだが……うーん。
ま、辰巳の場合ヒロインの次に陸奥が大事なのは確かですからね。
テーマイベント4の、左手にヒロイン、右手に陸奥っていう辰巳のスチルが大好きです。全スチルで一番かも。
三人がすごくいい笑顔でね……ああ、なんて可愛いんだ陸奥……!!
辰巳のシナリオなのに、いろんな意味で陸奥萌が止まらない麻咲でございました。汗。
次は咲彦編ですね。
今作の二大メインヒーローの一人。頑張ってまとめま~す。
PR
この記事にコメントする