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乙女ゲーマー麻咲(あさき)の、2.5次元を彷徨うブログ
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  プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド

janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド 
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他

好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ) 
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット) 
フルハウスキス(羽倉麻生) 
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文) 
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助) 
花宵ロマネスク(紫陽) 
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸) 
僕と私の恋愛事情(シグルド) 
ラスト・エスコート2(天祢一星) 
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル) 
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
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星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク) 
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妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他

バイト先→某損保系コールセンター 

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2007/10/21 (Sun)
 七人目は、新撰組最後の隊長・相馬主計こと相馬肇。

 私の見たところでは、真性Mでクーデレというすごい男です。笑。


 キーワードは、


「新撰組」

「アボルダージュ」

「野村利三郎」


 野村が影の主役みたいなもんですからね。笑。

 あと、個人的にネタバレを避けるなら咲彦と庵より先にクリアしたほうが面白いと思います。


 さて、ネタバレ希望のせっかちなお方は下の→リンクからどうぞ☆
















 相馬肇(ソウマ・ハジメ)。斎藤に続いて二人目のハジメちゃんですが、斎藤と同じクールな男です。
 しかし斎藤が属性として素直クールなら、相馬はクーデレだと思います。笑。

 花柳館の食客である相馬は、自分が命を賭して仕えうる主を求めて京に上った男。
 百発百中のサイコロ占いを得意としており、その力を庵に提供することで「五分と五分」の関係を維持しています(花柳館の食客の中で唯一対等に庵に意見することが可能)。
 花柳ファミリーに対しても常に壁を作り、馴れ合わない傾向にありますが、それは自分が主を見付けて出て行く時がきても、みんなを寂しがらせないための彼なりの配慮らしいです。

 あまり積極的に他の人と関わらないせいで、他の人のルートに入るとほとんど出番がないという。笑。

 ただし赤いマフラー(?)に赤い着物、オールシーズン胸全開(爆)という異常にインパクトのあるビジュアルで存在感を示してますが。
 特にこの初期の仮面ライダーみたいなマフラーは、三段階で衣装が変化するにも関わらず、ずっと固定ですからね。笑。
 何か意味があるのかどうか知らないけど、彼の人間性も考えると、私にはリードつきの首輪をつけたわんこに見えます。

 飼い犬志願の一匹狼……!! 笑。

 ちなみに。
 幕末恋華シリーズは、全部で20章あまりの物語で構成されているのですが、好感度の高いキャラクターと関連の深い章以外は、ストーリーダイジェストや短いイベントだけで進行し、終盤は章自体が飛んだりもします。
 相馬のシナリオは全体の半分以上がダイジェストなので初回プレイではあまりお勧めできません(笑)。


 そんな駆け足の青春(笑)ですが、花柳館の一匹狼・相馬のテリトリーを侵犯する人物として、野村利三郎という男がまず登場します。
 普段は他人と関わりたがらない相馬ですが、自分と同じような大願抱いて上京した野村に対しては珍しく世話を焼きます。
 島原で遊んだ金が払えず、危うくお上に引き渡されそうになった野村を、自分と相部屋で構わないから花柳館の食客にして、働かせてやってくれないかと頼んであげます。
 ちょっとおめでたい野村は「京に来て早々に一生の親友ができるとは!」「俺の親友相馬よ」と、いきなり相馬に懐きまくり。
 かなり迷惑そうな相馬にお構い無しで、積極的に絡んでいきます。
 思いがけず主より先に相方が出来てしまった相馬ですが、野村は何かというと「相馬も誘って一緒に○○しよう」とか、「○○するなら相馬にも声をかけよう」と自然にヒロインと相馬のパイプ役になってくれます。
 野村は本当にバカなんだけど、裏表もないしすごくいいヤツなんですわ。

 相馬の次なる転機、それは待ちかねた運命の出会いです。

 ある浪士から依頼を受けた庵から「新撰組の近藤勇を襲撃するのに適した時期を占ってほしい」と言われる相馬。
 野村曰く「ムッツリだから」表には出さないものの、かねてより新撰組に関心を持っていた相馬は、これを機会に近藤が自分の主に値する人間か試そうと思います。

 しかし、今まで外れたことのなかった相馬の占いはことごとく外れ、何度やっても襲撃は成功しません。

 ついに焦れた浪士は標的を土方に変更して最後の勝負に出るも、土方一人の時を狙ったつもりが何故かタイミングよく近藤が現れ、襲撃は大失敗。

 ヒロインとともに様子を伺っていた相馬は驚愕しながらも、一人土方と近藤の前に姿を見せます。

 土方は相馬に、近藤が狙われているという情報を事前に掴んでそれとなく守っていたことを明かし、その上で相馬を新撰組に誘うために自ら罠にかかってやったのだと話す(相馬の剣の腕や人となりについても調査済だったのでしょう)。

 しかも土方は近藤が今回通りかかったのは「たまたま」であり、自分の策謀の更に上をいく近藤の持つ「天運」の賜物だと語ります。

 二人の命を危険に晒す片棒を担いだことで斬り捨てられても仕方ないと思っていた相馬は、逆に新撰組に誘われたことに思いっきり動揺しますが、結局は近藤と土方を主と認めて忠誠を誓い、花柳館を出て行く決意をします。

 相馬が選んだ主なら無条件で信じよう、とばかりに野村もくっついて新撰組に入隊。

 かつて二人が相部屋として使っていた一室には、もう不要になった相馬のサイコロだけが残り、ヒロインは寂しさを感じながらも、彼の新たな出発を祝福します。


 しばらくして、相馬はある任務を任されます。
 天満屋にいる三浦休太郎の護衛。
 斎藤や原田や大石、そしてお手伝い希望のおまけの咲彦などとともに、三浦を才谷の仇と誤認する海援隊の襲撃に備えます。

 一方ヒロインも天満屋へ向かうことになります。
 襲撃に加わるかもしれない陸奥を気遣って、天満屋へ急行する辰巳……その辰巳の後を追い掛けたヒロインは、修羅場に遭遇します。

 陸奥に仕えると決めた辰巳と、新撰組の一員としてその辰巳相手に剣を振るう相馬。
 ヒロインはとっさに二人の間に割って入り、相馬の前に立ちはだかってしまう格好に。

 相馬は「何故君が……」と絶句するも、「新撰組に敵対するなら誰であっても斬り捨てる」と宣言し、ヒロインに斬りかかります。
 辰巳がかばってくれたことで命拾いしたものの、相馬に本気で斬りかかられたことに心底ショックを受けたヒロイン。

 相馬もまた、ヒロインが去った後にうちひしがれてしまいます。
 そんな相馬に、咲彦は「もしかしてあいつのことが好きなんじゃないの?」と突っ込みますが、人を好きになったことがない相馬には理解できず、年少の咲彦に「それが恋っていうんだよ」と言い切られます。

 相馬は自分が未熟だから、知り合いの出現に動揺したに過ぎないとクールに否定(←ほら、クーデレだ 笑)。

 それと、このシーケンスから読み取れるもうひとつの情報は「咲彦は恋を知っている」ってことです。
 会話中の、相馬に対する咲彦の話し方の妙な冷たさもポイントです。

 咲彦ルートの伏線ですから、それとなく覚えておきましょう。笑。


 天満屋でのことを引きずり、落ち込んでいるヒロインを見かねた乙乃(花柳ファミリーが世話になってる遊郭の女将)が、新撰組の頓所を訪ねる口実を作ってあげます。

 ヒロインは天満屋以来久々に相馬と顔を合わせるも、「私の顔なんてもう見たくなかったんじゃないですか?」と恐る恐る問います。
 相馬はぎこちない態度をとりながらもそれは否定し、あの夜からヒロインのことばかり考えてしまう、とぼそりと呟いて立ち去ります(←クーデレ、クーデレ)。

 その数日後、咲彦が新撰組に正式に入隊すると言って花柳館を出て行ってしまう(ここの会話がまた……咲彦ルートを先にやった人はせつないかも)。

 いよいよ寂しさが身にしみるヒロインは、自分にとって花柳館でのみんなでの生活……とりわけ相馬との日々がどれだけ大切だったかを噛み締めます。

 そんな矢先、思いがけず相馬が会いに来ます。
 相馬は天満屋でのことをヒロインに詫び、あれはヒロインが自分ではなく辰巳の側にいたことに対する嫉妬の感情からだったと打ち明けます。
 ヒロインもまたあの出来事がきっかけで自分の相馬への想いに気付いたことを告げ、好意を伝えます。

 近藤・土方のためならいつでも命を投げ出す自分などでいいのか?と心配する相馬をなだめ、ヒロインは彼と共に歩む決意を固めて新撰組に入隊します。


 しかし二人の愛の始まりは、やはり過酷な日々の始まりでした。

 戊辰戦争に突入すると、旧幕府軍の新撰組は敗戦を重ね、どんどん北へと追いやられていきます。

 そして流山にて近藤勇、更に近藤に同行する野村が敵に囚われてしまいます。

 相馬は土方から、勝海舟による助命嘆願書を託されて、単身近藤たちの囚われる板橋へ向かいますが、嘆願書は意味をなさなかったばかりか、相馬も捕縛されてしまいます。

 囚われた牢はなんと野村と相部屋。笑。
 奇妙な再会に「オレたちよっぽど縁があるんだな」と野村。

 一方土方にさりげなく後押しされ、相馬を案じて板橋に侵入するヒロインですが、相馬と野村は近藤のためにも脱走するわけにはいかないと、ヒロインに土方への現状報告を頼みます。

 ヒロインを見送り、もういつ死んでもいいと覚悟する相馬ですが、野村は「あんないい子をひとりにしちゃだめだろ」と、相馬だけでも生き残ることを進言。
 相馬は野村と再会できたように、縁があるならまたヒロインとも会えるだろうと呟きます。


 結局、近藤の嘆願によって相馬と野村は生還しますが、当の近藤は斬首に。
 近藤を救えないばかりか、逆に自分が救われたことに苦悩する相馬。
 ヒロインはそんな相馬を励まし、土方の指揮のもと、戦いを続ける道を選びます。

 そして宮古湾での海戦。相馬は、舟を敵の戦艦に接舷させて乗り移り、戦艦を奪うというフランスの戦法「アボルダージュ」を提案、実行します。
 しかし、いくつかの不運が重なったこと、敵がガトリング砲を準備していたことにより、作戦は失敗。
 命がけの撤退を試みますが、ヒロインと相馬を逃がすために奮戦した野村が、敵の戦艦に取り残されてしまいます。

 野村は「祝言には必ず駆け付ける」と言って、撤退する船を見送り、「足はないかもしれないがな!」と敵に突っ込んでいきます……。

 これが相馬が見た野村の最後の姿となります。


 ……野村ぁぁぁ。泣。
 かっこよすぎる!!

 ここが相馬ルート最大の泣きどころです。

 この宮古湾海戦の章は相馬ルートの他に庵ルートでも出てくるんですが、絶対に相馬編を先に見るべきです!!
 野村の生きざまにしっかり泣いてから、庵ルートに進んで下さい。笑。


 近藤に次いで親友・野村を失った相馬ですが、まだ試練は終わりません。
 最北の地での新政府軍との最終決戦で、相馬の前に敵軍の使者としてあの庵が現れます。
 官軍の遊撃参謀となっていた庵は土方がすでに戦死したことを告げ、降服を勧めにきたのでした。
 
 土方の死を知り、愕然とする相馬に、ヒロインはある書状を手渡します。
 生前の土方が、本当の窮地に陥るまで誰にも見せるなと言ってヒロインに託していた手紙。
 相馬は残された隊士たちの前でそれを読みあげます。
 手紙の内容は最後までついてきてくれた隊士たちへの労いと、最後の作戦指示。

 生きろ。

 という最後の命令でした。
 相馬は隊士たちを副長の遺志に従うよう説得しますが、自身は人知れず切腹して果てるつもりでした。

 ヒロインは、土方の命令に背いた上に、近藤が許されなかった切腹をするなど許されるわけがないと言います。
 思い止まった相馬は、他の隊士に聞かれないようにヒロインの胸に顔を埋めて号泣します。


 そして相馬が代表となって降服を受け入れ、長かった戦が終わります。
 ヒロインは相馬に、今度は自分の主になってほしいと、プロポーズします。
 相馬は新撰組の隊長として厳しい処罰を受けるであろう自分などを選んでいいのかと問いますが、ヒロインは受け入れます。
 すると相馬は逆に自分がヒロインを新しい主として仕えると宣言します。

 どうしても仕える側がいいみたい。
 極上のMです。爆。

 ヒロインは相馬に自分より先に死んだらすぐに後を追うとダメ押しの脅しをかけ、そんなヒロインに「君は本当に強い」と囁き、唇を重ねます。



 ……という物語なんですが、なんでこんなにヒロインが相馬に死なないことを念押しするかといえば、史実の相馬には、後に切腹して自殺したとする有力な説があるからでしょうね。
 前作の原田同様、有力とされる死亡説を全力で否定して、ハッピーエンドとしたわけです。

 相馬ルートは相馬より野村や土方のほうがおいしい気がしてなりませんが。笑。

 最後のキスシーンの構図が、個人的に萌です。
 彼はやはり「上」より「下」が似合うなあ。笑。


 次回は辰巳編ですね。多分、一番意外性のある男です……。

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