ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2008

　初日夜の部に参加してきた。
　
　前にネオロマイベントに参加したのは何年前だったか……実家出て最初の年か翌年かぐらいだったからかなり久々だ。

　そりゃあ初イベントのアンジェリークメモワール2000の時ほどの興奮がないのは仕方ないにしても、今回はＴＶアニメ版遙か3ＤＶＤ発売記念みたいなイベントで、完全に3をフィーチャーしたイベントだったので、それなりに期待した。

　期待しなきゃよかったと思った。笑。

　ネオロマのイベントはいつも楽しさのあまり二時間、三時間あっという間で「もう終わっちゃうの！？」って感じだったけど、今回は字にすれば一緒なのに意味合いの全然違う「もう終わっちゃうの！？」だった。


　最近の遙かはＣＤドラマや本編以外のゲームの内容が薄い（でもやたら値段は高い）と歴の長いファンからは、原作とキャストの人気にあぐらをかいたような貧弱なアイテムを批判されまくり（アマゾンのレビューとか悲惨極まりない）。
　それがついにイベントにもあらわれたかと、正直落胆した。

　帰りしなの他のお客さんの反応もかなり悪くて、怒ってる人もいた。

　本当にありえないと思った。


　ネオロマのイベントには、歌を中心にしたネオロマンスライブ、トーク中心のネオロマンスアラモード、朗読劇などを重視したネオロマンスフェスタがある。

　今回のイベントはフェスタなんだから、朗読劇さえちゃんとしてれば他は構わないわけなんだが、今回それが「紅の月・遙か祭編」とかいって、八割アニメ版脚本流用。合間に短いオリジナルのシーン挟んで、独白突っ込んで終わり。

　あれですか？

　遙か4の製作忙しくて本書けなかったとかですか？

　あまりにもファンをなめてるんじゃないか。


　「金色のコルダ」は無印発売した時はとてもじゃないが人気が出そうもないと思ったもんですが、メディアミックスや続編の成功で今日の人気を得たわけで。
　「アンジェリーク」は最近、原作のゲームの受けがあまりにも悪いせいで停滞してるけど、まだ製作サイドが一生懸命このコンテンツを殺すまいと頑張ってるからいいのよ。

　なまじ原作の評価が高くて、人気出たからって遙かはファンに甘えすぎてるよ。
　遙かとつけばなんでもありがたがると思うな、と。

　私自身遙か3が乙女ゲーム史に残る名作だということは認めているからこそ、この怠慢ぶりは許せない。

　ｑｕｉｎｒｏｓｅもハートの国のアリスというヒットを飛ばして、勢いに乗れとばかりに続編出したものの、バグ大量発生で批判が集まってるし、Ｄ3Ｐも携帯連動というシステムを取り入れたことで不満の声が上がったりしてる（ラスエス2は一方通行なので比較的良心的）。

　メーカーさんしっかりしてちょうだい。
　各社が乙女ゲー部門に進出してきた今、老舗ブランドだろうが、人気シリーズだろうが、いつ食われてもおかしくないのですよ。


　昨夜のイベントで唯一よかったのはキャストの皆さんの熱演。
　特に置鮎さんのせつな過ぎる独白や、川上とも子さんの名演、川村さんの政子コスプレ（笑）、プロの仕事っぷりに脱帽です。井上さんの歌も聞けたし、チケ代返せとまでは思わなかったさ。

　でも次イベントに参加するとしてもフェスタはやめようと思います。汗。