カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
web拍手★
ブログ内検索
お気に入り
Lost Heaven
↑↑美夜プロデューサー様の素敵過ぎるマイドルSSサイト★
ありったけの愛を君に
↑↑かりんプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
ときめきの星たち★彡
↑↑みさきプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
↑↑美夜プロデューサー様の素敵過ぎるマイドルSSサイト★
ありったけの愛を君に
↑↑かりんプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
ときめきの星たち★彡
↑↑みさきプロデューサー様の素敵過ぎるブログ★
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
カテゴリー
最新記事
(10/31)
(05/23)
(05/19)
(05/18)
(05/13)
(05/09)
(05/02)
(04/22)
(04/19)
(04/17)
カウンター
プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
アクセス解析
2009/11/21 (Sat)
暗闇の果てで君を待つ関連
今回、表記事では特典CDの感想を書きたいと思います。
特典CD、2種類ありまして、1つは初回特典のキャラクターインタビューCD、もう1つが限定版同梱のドラマCDです。
インタビューCDは、綿貫によるメインキャラたちへのインタビュー(ただし穂波くんはわけあって神子元先生が担当)。
好きな食べ物とか、家族のこととか、他愛ない話題ばかりなのですが、ゲームが終わってから聞き返すと、何気ない答えに隠された男の子たちの真意や、さりげない伏線に気づけて、面白いです。特に穂波くんとか高坂先生とか……。
そして最後、自分で自分にインタビューする綿貫がとってもキュートで痛々しくて(笑)最高です。神子元でいいじゃん、何故自問自答。笑笑。
ドラマCDはメインキャラが3組に分かれ、事件が起きる前の平和な(少なくとも表向きは)日常を垣間見せてくれます。
第1話は桜葉くんと葵会長。
庶民代表の桜葉くんが、葵会長の優雅な一日に同行してくれるのですが、会長のマイペースぶりに振り回される……というエピソード。
流石、くらきみが誇るミスターお荷物(爆)、すでに片鱗を見せています。
第2話は穂波くんと秋山くんの放課後。
ラーメン屋さんを舞台に、こちらも秋山くんが振り回されまくってます。
素直に笑えるエピソードなんですが、本編やってから聞くと、「ああ」って思うところもあります。
第3話は、風野くんと高坂先生が、夜の街でニアミスする話。
とにかく風野くんの可愛さが際立ったエピソード……だと、私は思います。笑。
この子は詰めが甘いから可愛いんですよねー。
どのエピソードも大変面白くて、くらきみは内容的に、CDドラマとか作りにくいとは思うんですが、そこをよくぞ頑張ったと絶賛したいですね。
そんなところで、つづきから残り3人のネタバレ感想行きます。
特典CD、2種類ありまして、1つは初回特典のキャラクターインタビューCD、もう1つが限定版同梱のドラマCDです。
インタビューCDは、綿貫によるメインキャラたちへのインタビュー(ただし穂波くんはわけあって神子元先生が担当)。
好きな食べ物とか、家族のこととか、他愛ない話題ばかりなのですが、ゲームが終わってから聞き返すと、何気ない答えに隠された男の子たちの真意や、さりげない伏線に気づけて、面白いです。特に穂波くんとか高坂先生とか……。
そして最後、自分で自分にインタビューする綿貫がとってもキュートで痛々しくて(笑)最高です。神子元でいいじゃん、何故自問自答。笑笑。
ドラマCDはメインキャラが3組に分かれ、事件が起きる前の平和な(少なくとも表向きは)日常を垣間見せてくれます。
第1話は桜葉くんと葵会長。
庶民代表の桜葉くんが、葵会長の優雅な一日に同行してくれるのですが、会長のマイペースぶりに振り回される……というエピソード。
流石、くらきみが誇るミスターお荷物(爆)、すでに片鱗を見せています。
第2話は穂波くんと秋山くんの放課後。
ラーメン屋さんを舞台に、こちらも秋山くんが振り回されまくってます。
素直に笑えるエピソードなんですが、本編やってから聞くと、「ああ」って思うところもあります。
第3話は、風野くんと高坂先生が、夜の街でニアミスする話。
とにかく風野くんの可愛さが際立ったエピソード……だと、私は思います。笑。
この子は詰めが甘いから可愛いんですよねー。
どのエピソードも大変面白くて、くらきみは内容的に、CDドラマとか作りにくいとは思うんですが、そこをよくぞ頑張ったと絶賛したいですね。
そんなところで、つづきから残り3人のネタバレ感想行きます。
《秋山朋》
穂波くんの相棒、秋山朋くん。通称・ルナ。
↑↑名前がオータムマウンテンにルナ、だから。本人は嫌がっていますが、個人的にはなかなかいいあだ名だと思います。
頭を使う推理や、小手先の作業は苦手ですが、壁をぶち破る、手枷を引きちぎるなど、力技ならお手のもの。
真面目でひたむきな努力の人なのですが、要領が悪いため、損な役回りが多く、世渡り上手で天才肌の穂波くんに「嫉妬」の感情を持ってます。
基本的に秋山ルートと穂波ルートは表裏一体なので、互いを補完し合うような内容になってます。
この2人の気持ちのすれ違いっぷりが、中盤ヤキモキさせられるんですよね。
でも最終決戦では、穂波くんの秘密を握った風野との対決で、熱い友情を見せてくれました。
ただ風野くんの事情知ってるだけに、ちょっと可哀想な気もするんですよ。
向こうも妹のために必死なわけで。風野ルート以外の風野はこの後どうしていくのかな……って考えてしまう。
それでも別れ際には笑顔で「遊びに来てくれよ」なんて言いながら去って行く風野くんが好きだ……。
↑↑すいません、ルナの話なのにそれました。
ルナはいい子なんですけど、シナリオ自体は結構地味なんですよね。
くらきみの中で唯一暗い過去や秘密のない、普通の男の子なので、わりくってますよね。
逆にエキセントリックなタイプが苦手な人にはお勧めかもしれません。
《桜葉克己》
さくらベーカリーの長男坊で、写真が大好きな深雪ちゃんの幼なじみの桜葉くん。一番安定感のある組み合わせです。
ちなみにくらきみ第一報を雑誌で読んだ時は、真っ先に彼を疑いました。すいません。本当にすいません。笑。
↑↑一番怪しくなさそうなやつが犯人、って定番じゃないですか。
蓋を開けてみたら、どう見ても一番怪しいやつが犯人でしたが。笑笑。
桜葉ルートの軸は、行方不明の姉・綾子の謎なんですが、彼女に絡んで「仮面の死神」こと高坂秀彦の内面に最も踏み込んだシナリオだと思います。
殺人双子の餌食になった過去の被害者の中で、唯一最後まで秀彦に屈することなく、誇りと弟への愛情を失わずに死んで行った綾子。
ギャラリーを見ると、秀彦は綾子のビデオが一番大事だと言ってるし、実際厳重にしまいこんでいた。
歪み過ぎて原形を留めてないけど、彼は綾子のことが好き、なんじゃないですかね。
桜葉くんを陥れて、姉弟の絆を汚そうとしたのにも、2人の絆への嫉妬があったんじゃないでしょうか。
まあ、言ってもまともな人間じゃないんで、そんなシンプルな理由だけじゃないんでしょうけど。
桜葉くんのシナリオで一番好きなのが、彼の手作りのパンを食べるシーンですね。
小さい頃に深雪が「かっちゃんのお嫁さんになったら毎日パンが食べられる」とか無邪気に語ったことをしっかり覚えてた桜葉くん……結婚の口約束といえば、幼なじみものにはかかせないですよね!?
こういう甘酸っぱいの結構好きです。
ちなみに桜葉くんの死の罠(歯車で首ちょんぱ)は、個人的には一番生理的にキツい。
最初間違えて死なせちゃったことがあるから、尚更怖い(←風野攻略時)。
桜葉くんは死亡CGないんだけど、血がべったりついた歯車と、転がったゴーグルだけで表現されてるのが尚更怖かった……!
あんな恐ろしい罠にセッティングされた状況でも、まずは深雪を心配してくれるんです。いいやつなんです。
……彼をやった後にもっかい高坂ルートやるのは実際つらかったです。
あのフラッシュバックは、天国の綾子さんが見せてくれてたのかも……無駄だったけどね……。
《葵水央》
一応メインヒーロー扱いなのかと思って最後にとっといたのですが、桜葉くんのほうが遥かにメインっぽかったです。
葵財閥次期総帥で、美形な生徒会長という、厨二っぽい設定ですが、この人ときたら、ラスト以外は絶望的に役立たずです。笑。
あんまり足を引っ張るので、「わざとやってんじゃねえの?」と思われて、終盤近くまで内通者の疑惑をかけられてしまいます。
↑↑違います。ただのうっかりした人です。笑。
でも逆に言うと彼が疑いを一身に引き受けてくれたことで、全体に疑心暗鬼が広がらずに済んだのかもしれません。
彼は四面楚歌な状況の上に、根が善良なので、ちょっと優しくしたり、信じてあげると、すごく嬉しそうなので癒されます。笑。
しかも、叔父である高坂先生のことを誰よりも信じて慕ってるんですよ、この子。不憫……。
子どもの頃から、わざと何回も溺れさせられて、水のトラウマを植え付けられた挙げ句、溺死させられそうになって、裏切りに気づいて決別してからも、まだ僅かに希望を抱いてるとか、せつな過ぎるだろ……。
ただ、葵会長の場合、最終的に浮力で浮かんで来るはずだから、気づいてからすぐに引き上げて、延命措置すれば助かりそうな気がするんですよね。深雪、諦めんの早すぎ! 会長のうっかりが伝染したのかも。笑。
さてさて、葵ルートで初めて明かされる秘密が、葵家に双子が生まれたら1人は闇に葬る……という掟(頑なに守ってるのは本家だけらしいが)。
ぎゃーー、きさまらなんてことを……ッ!
ジェミコン麻咲には絶対許せません!!
本当は生まれてすぐ殺されるはずだった秀彦は、我が子可愛さに掟を破った両親によって遠縁に養子に出されていた。
そして双子が再会した時、狂気の日々が始まった。
双子の両親は、親として何も間違ったことしてないのに、我が子に命を奪われ、いくつもの惨劇を引き起こす結果になってしまった。
なんて不条理なんだろう。
なんて哀しいんだろう。
思えば、この作品に出て来る男の子たちは、みんな不条理な運命に翻弄され、罪を背負わされているんです。
生まれた家がたまたま財閥だっただけ。
たまたまお父さんがマッドサイエンティストだっただけ。
たまたま身近にとんでもない天才がいただけ。
たまたま妹が病気になっただけ。
たまたま姉が事件に巻き込まれただけ。
そして、たまたま異常な性癖を備えて双子が生まれてしまっただけ。
そこには、きっと因果なんかないんです。誰の責任でもないんです。
ふと考えたのが、「暗闇の果てで君を待つ」という、色々な解釈のできそうなタイトル。
もしかすると暗闇、とは不条理な人生そのものなのかもしれない。
「死」以外逃げ場のない暗闇の中で、次々に試練を与えられ、乗り越えられなければ死ぬしかない。
生き残るには知恵を絞り、仲間や愛する人と支え合い、命賭けで戦うしかない。
↑↑これって、人生そのものですよね。
辛くて、苦しくて、憎らしくても、人は暗闇でもがきながら、与えられた運命から救いを見出だし、自分の力で活路を開くしかないもんねー。
では「暗闇の果て」とは何か??
それは人生のゴール、つまりは「死」なのかもしれません。
では暗闇の果てで待っているのは誰でしょうか?
私は、最後まで暗闇に足掻き続け、旅立っていった綾子だと思いました。
先に人生を終えてしまった彼女が、暗闇の果ての安らかな場所で、大切な人たちを見守りながら、いつかそこへやってくる彼らを待ってるのじゃないかなって。
さらに言えば、深雪が高坂先生を選んでしまった時には、これの意味合いがちょっと変わり、廃校で死んで行った仲間たちや、秀彦の想いも含まれるのではないでしょうか。
先に行くけれど、いつか2人も同じ場所にやって来る。だからそれを待ってるよ……いきなりちょっと背筋の寒くなる解釈になっちゃいますね。笑。
「暗闇の果て」はストレートに考えれば、「惨劇の終わり」「罪に対する赦し」「心の闇からの救済」、更にシンプルに「夜明け」……とかかなって思うんですが、「君を待つ」って言葉が意味深だったので、こんな解釈もありかなーと思いました。
どうでしょう、お客さん。
最後に。
携帯公式のコラムで、はっきり「サントラ出ない」と書かれて、鬱です。汗。
ああ、なんてこの世は不条理なんだ……!!
でも、リクエストが多ければ考えてもらえるようなので、このブログでもくらきみを応援して、よりたくさんの人にプレイしてもらい、サントラ希望を訴えてくれるように頑張ります!!
暗闇の中で、もがき続けてこその人間ですからね!! 笑。
穂波くんの相棒、秋山朋くん。通称・ルナ。
↑↑名前がオータムマウンテンにルナ、だから。本人は嫌がっていますが、個人的にはなかなかいいあだ名だと思います。
頭を使う推理や、小手先の作業は苦手ですが、壁をぶち破る、手枷を引きちぎるなど、力技ならお手のもの。
真面目でひたむきな努力の人なのですが、要領が悪いため、損な役回りが多く、世渡り上手で天才肌の穂波くんに「嫉妬」の感情を持ってます。
基本的に秋山ルートと穂波ルートは表裏一体なので、互いを補完し合うような内容になってます。
この2人の気持ちのすれ違いっぷりが、中盤ヤキモキさせられるんですよね。
でも最終決戦では、穂波くんの秘密を握った風野との対決で、熱い友情を見せてくれました。
ただ風野くんの事情知ってるだけに、ちょっと可哀想な気もするんですよ。
向こうも妹のために必死なわけで。風野ルート以外の風野はこの後どうしていくのかな……って考えてしまう。
それでも別れ際には笑顔で「遊びに来てくれよ」なんて言いながら去って行く風野くんが好きだ……。
↑↑すいません、ルナの話なのにそれました。
ルナはいい子なんですけど、シナリオ自体は結構地味なんですよね。
くらきみの中で唯一暗い過去や秘密のない、普通の男の子なので、わりくってますよね。
逆にエキセントリックなタイプが苦手な人にはお勧めかもしれません。
《桜葉克己》
さくらベーカリーの長男坊で、写真が大好きな深雪ちゃんの幼なじみの桜葉くん。一番安定感のある組み合わせです。
ちなみにくらきみ第一報を雑誌で読んだ時は、真っ先に彼を疑いました。すいません。本当にすいません。笑。
↑↑一番怪しくなさそうなやつが犯人、って定番じゃないですか。
蓋を開けてみたら、どう見ても一番怪しいやつが犯人でしたが。笑笑。
桜葉ルートの軸は、行方不明の姉・綾子の謎なんですが、彼女に絡んで「仮面の死神」こと高坂秀彦の内面に最も踏み込んだシナリオだと思います。
殺人双子の餌食になった過去の被害者の中で、唯一最後まで秀彦に屈することなく、誇りと弟への愛情を失わずに死んで行った綾子。
ギャラリーを見ると、秀彦は綾子のビデオが一番大事だと言ってるし、実際厳重にしまいこんでいた。
歪み過ぎて原形を留めてないけど、彼は綾子のことが好き、なんじゃないですかね。
桜葉くんを陥れて、姉弟の絆を汚そうとしたのにも、2人の絆への嫉妬があったんじゃないでしょうか。
まあ、言ってもまともな人間じゃないんで、そんなシンプルな理由だけじゃないんでしょうけど。
桜葉くんのシナリオで一番好きなのが、彼の手作りのパンを食べるシーンですね。
小さい頃に深雪が「かっちゃんのお嫁さんになったら毎日パンが食べられる」とか無邪気に語ったことをしっかり覚えてた桜葉くん……結婚の口約束といえば、幼なじみものにはかかせないですよね!?
こういう甘酸っぱいの結構好きです。
ちなみに桜葉くんの死の罠(歯車で首ちょんぱ)は、個人的には一番生理的にキツい。
最初間違えて死なせちゃったことがあるから、尚更怖い(←風野攻略時)。
桜葉くんは死亡CGないんだけど、血がべったりついた歯車と、転がったゴーグルだけで表現されてるのが尚更怖かった……!
あんな恐ろしい罠にセッティングされた状況でも、まずは深雪を心配してくれるんです。いいやつなんです。
……彼をやった後にもっかい高坂ルートやるのは実際つらかったです。
あのフラッシュバックは、天国の綾子さんが見せてくれてたのかも……無駄だったけどね……。
《葵水央》
一応メインヒーロー扱いなのかと思って最後にとっといたのですが、桜葉くんのほうが遥かにメインっぽかったです。
葵財閥次期総帥で、美形な生徒会長という、厨二っぽい設定ですが、この人ときたら、ラスト以外は絶望的に役立たずです。笑。
あんまり足を引っ張るので、「わざとやってんじゃねえの?」と思われて、終盤近くまで内通者の疑惑をかけられてしまいます。
↑↑違います。ただのうっかりした人です。笑。
でも逆に言うと彼が疑いを一身に引き受けてくれたことで、全体に疑心暗鬼が広がらずに済んだのかもしれません。
彼は四面楚歌な状況の上に、根が善良なので、ちょっと優しくしたり、信じてあげると、すごく嬉しそうなので癒されます。笑。
しかも、叔父である高坂先生のことを誰よりも信じて慕ってるんですよ、この子。不憫……。
子どもの頃から、わざと何回も溺れさせられて、水のトラウマを植え付けられた挙げ句、溺死させられそうになって、裏切りに気づいて決別してからも、まだ僅かに希望を抱いてるとか、せつな過ぎるだろ……。
ただ、葵会長の場合、最終的に浮力で浮かんで来るはずだから、気づいてからすぐに引き上げて、延命措置すれば助かりそうな気がするんですよね。深雪、諦めんの早すぎ! 会長のうっかりが伝染したのかも。笑。
さてさて、葵ルートで初めて明かされる秘密が、葵家に双子が生まれたら1人は闇に葬る……という掟(頑なに守ってるのは本家だけらしいが)。
ぎゃーー、きさまらなんてことを……ッ!
ジェミコン麻咲には絶対許せません!!
本当は生まれてすぐ殺されるはずだった秀彦は、我が子可愛さに掟を破った両親によって遠縁に養子に出されていた。
そして双子が再会した時、狂気の日々が始まった。
双子の両親は、親として何も間違ったことしてないのに、我が子に命を奪われ、いくつもの惨劇を引き起こす結果になってしまった。
なんて不条理なんだろう。
なんて哀しいんだろう。
思えば、この作品に出て来る男の子たちは、みんな不条理な運命に翻弄され、罪を背負わされているんです。
生まれた家がたまたま財閥だっただけ。
たまたまお父さんがマッドサイエンティストだっただけ。
たまたま身近にとんでもない天才がいただけ。
たまたま妹が病気になっただけ。
たまたま姉が事件に巻き込まれただけ。
そして、たまたま異常な性癖を備えて双子が生まれてしまっただけ。
そこには、きっと因果なんかないんです。誰の責任でもないんです。
ふと考えたのが、「暗闇の果てで君を待つ」という、色々な解釈のできそうなタイトル。
もしかすると暗闇、とは不条理な人生そのものなのかもしれない。
「死」以外逃げ場のない暗闇の中で、次々に試練を与えられ、乗り越えられなければ死ぬしかない。
生き残るには知恵を絞り、仲間や愛する人と支え合い、命賭けで戦うしかない。
↑↑これって、人生そのものですよね。
辛くて、苦しくて、憎らしくても、人は暗闇でもがきながら、与えられた運命から救いを見出だし、自分の力で活路を開くしかないもんねー。
では「暗闇の果て」とは何か??
それは人生のゴール、つまりは「死」なのかもしれません。
では暗闇の果てで待っているのは誰でしょうか?
私は、最後まで暗闇に足掻き続け、旅立っていった綾子だと思いました。
先に人生を終えてしまった彼女が、暗闇の果ての安らかな場所で、大切な人たちを見守りながら、いつかそこへやってくる彼らを待ってるのじゃないかなって。
さらに言えば、深雪が高坂先生を選んでしまった時には、これの意味合いがちょっと変わり、廃校で死んで行った仲間たちや、秀彦の想いも含まれるのではないでしょうか。
先に行くけれど、いつか2人も同じ場所にやって来る。だからそれを待ってるよ……いきなりちょっと背筋の寒くなる解釈になっちゃいますね。笑。
「暗闇の果て」はストレートに考えれば、「惨劇の終わり」「罪に対する赦し」「心の闇からの救済」、更にシンプルに「夜明け」……とかかなって思うんですが、「君を待つ」って言葉が意味深だったので、こんな解釈もありかなーと思いました。
どうでしょう、お客さん。
最後に。
携帯公式のコラムで、はっきり「サントラ出ない」と書かれて、鬱です。汗。
ああ、なんてこの世は不条理なんだ……!!
でも、リクエストが多ければ考えてもらえるようなので、このブログでもくらきみを応援して、よりたくさんの人にプレイしてもらい、サントラ希望を訴えてくれるように頑張ります!!
暗闇の中で、もがき続けてこその人間ですからね!! 笑。
暗闇の果てで君を待つ(限定版) 特典 キャラクターインタビューCD付き 新品価格 |
新品価格 |
PR
この記事にコメントする