ムスコ★育生★記録［９］

　「吉良　雅伸(キラ・マサノブ)」再婚ED見ました☆

　一回しくじってムスコが声優さんになっちゃったので高校3年だけ二回やりましたがね。笑。


　毎度おなじみネタバレは「→」リンクからです

　吉良雅伸はカリスマ美容師。
　めっちゃ若く見えるけれど、実はヒロインよりおじさ……お兄さんだそうです。笑。
　ナルシストな俺様タイプで、初対面だろうが客だろうが、気に入らなきゃボロクソに批判する毒舌家。


　超ツンデレです。


　カットの練習のために木の葉を切り刻んだり、気分が荒れるとハサミでそこら中のものを切り刻んだりするので、警察官の巻からは「器物破損の常習犯」としてマークされている模様。笑。

　意外な一面としてはペットとして亀を飼ってます。名前は「カメ」です。
　カメを見てると精神が落ち着くから飼ってるらしいんだけど、なにげに可愛がっているんじゃないかと推測されます。カメに対してもツンデレ。

　口癖は「デスい」。醜いとかうざいとか嫌いとか、とにかく不快なことを意味する形容詞らしい。
　あと照れ隠しやちょっと気まずい状況でもぽつっと呟いてます。
　口癖が「デスい」で、しかもフォロワーからは「キラ様」と呼ばれておりますが、別に物騒なノートは持ち歩いてないと思います。笑。

　余談ですが、物騒なノートを持ってるほうのキラ様をアニメで演じている宮野さんが、今作にも神楽役で出てまして。
　更に双子の兄のデフォルト名が「雷斗(ライト)」だったりします。

　フリートークCDの宮野さんが自分の役以外で一番気になるキャラは？　と聞かれてなんか嬉しそうに「雷斗くんです」って言ってて、笑っちゃいました。絶対意識してコメントしてるな。



　話を吉良に戻します。


　吉良との出会いは、まだ小学生のムスコを吉良の店に連れていったことから。

　自分の客である弥見子という主婦に辛辣な言葉を浴びせる様を見て、思わず口を挟んじゃうお節介なヒロイン。

　吉良はヒロインのことも「子育てにかまけて努力することを忘れたデスい女」と、全国の主婦ゲーマーを向こうに回す発言をかまし(笑)、もちろんヒロインとは火花バチバチの対立関係となってしまいます。


　ヒロインと吉良は顔を合わせれば口喧嘩するような状態なんだけれど、少しだけ吉良の言葉を意識して、ヒロインもちょっとだけ努力してみようかな？　と思い始め、吉良もその努力を認めてくれます。

　ご褒美として、部屋にヒロインを引っ張りこんでシャンプーしてあげて、更に月に一回月末だけ予定を空けて、吉良自らヒロインの髪を担当してくれると約束してくれます。


　美容師の仕事に興味を持ったムスコ(甘え) が吉良の元でバイトを始めるに至り、厳しくムスコを指導する吉良の姿に、プロとしての気概を感じて、ヒロインも吉良を見直します。


　そこで事件その１。


　吉良が無断で仕事をボイコットし始める。
　ムスコは自分の失敗が原因じゃないかとオロオロし、見かねたヒロインは吉良の家に突撃。

　荒れに荒れて部屋中のものを切り刻んでいる吉良を一発ひっぱたいて説教です(得意のコンボ　笑)。

　吉良には昔、何か酷い仕打ちをされた女性がいたらしく、その人に似たお客さんと遭遇して、動揺してハサミが握れなくなっちゃったらしい(本人かどうかは不明)。


　なんとか立ち直って職場復帰したかと思えば第２の事件。


　また吉良が仕事を休みます。今回は無断ではないけど「プライベートな用事」という曖昧な理由。

　街でインフルエンザ流行の噂を聞いたヒロインは「まさか」と思って吉良の部屋へ。
　案の定インフルエンザに感染してボロボロの吉良が出てきます。

　弱ってボロボロで醜い自分を人目にさらしたくなくて一人で耐えていた模様。
　ヒロインはだだをこねる吉良を寝かし付けて無理矢理、看病してあげます。


　さて、なんかいい雰囲気になってきたかなあ、というところでまた事件勃発です。笑。


　吉良のストーカー？　主婦の弥見子さんが吉良の寵愛を受けたいばかりに嫉妬の炎を燃え上がらせてしまいます。

　吉良はそんな弥見子に、要約すると「平凡な主婦のくせに現実逃避して僕に夢を求めるな」みたいなことを言い放つ。

　自分も吉良の華やかな世界に憧れて現実から目を背けたかったのではないか？　弥見子と同じじゃないかと思ったヒロインは泣きながらダッシュ。


　だいぶ走ったとこでこけて泥だらけになったヒロインを吉良が捕獲。そして拉致(え)。

　ヒロインを寝かせて、寝ている間に服と髪型をセットして、目覚めたヒロインに、「お前はこんなに変われるんだから自信を持っていいんだよ」ということを若干ひねくれた感じで伝えてくれます。

「毎日お前の髪を見てやってもいい」と、遠回しなプロポーズもしちゃいます。

　それにドキッとしつつも、そんなことより寝てる間に服脱がされて着替えさせられてることに驚愕するヒロイン。笑。
　しかも裸の感想まで言われてしまい(もちろん毒舌)、最後は絶叫です。



　さてこれでもうエンディングを待つのみかなあ、と思いきやもう一発事件です。

　思いつめた弥見子が吉良の自宅に侵入。
　そのままヒロインを巻き込んでの修羅場に突入。

　吉良のことを生まれながらの天才、選ばれし者と信じる弥見子は、その吉良に選ばれれば自分も平凡な主婦ではなくなると思ってるんですね。

　吉良はそんな弥見子に禁断の「写真」をつきつけます。

　地味で目立たない、平凡な高校生だった頃の吉良の写真。

　自分は生まれながらの天才なんかじゃない、普通の人間なんだと言う吉良に、弥見子はショックを受けて立ち去ります。

　残ったヒロインに吉良は過去を語りだします。

　高校の卒業式、好きだった女の子に告白したが、クラスも部活も同じだったのに顔も名前も覚えてくれてなかった……。

　ショックですよね、これ。

　私もどっちかというと、そういうタイプなんでよくわかります。苦笑。


　でも吉良は努力して変わったんです。

　吉良が他人を「デスい」「デスい」言うのは、努力をしていなかったせいでひどく後悔した、昔の自分と同じ悲しみを味わう人がいなくなるように、そして努力によって人はいくらでも変われることを伝えるためだった。

　自分の過去を知られてしまったことでうなだれる吉良を、ヒロインは背中から抱き締めます。

　私はこの、女子が男子を背中から抱き締める行為に言いようのない萌を感じます。
　抱き締める女のいじらしさと、母性的な愛。
　その温もりに戸惑いと安らぎを覚える男。

　いい……！

　吉良みたいに基本甘え下手なタイプだと尚いいのよね～♪


　ちなみにこの時に選択肢がありまして、吉良を抱き締めずに立ち去ることもできます。

　当然、それ選ぶと攻略失敗なんだけど、なにげに萌えると聞いていたので試しに一回帰ってみた。

　一人になった吉良が苦しそうに呟いてました。


「お前には知られたくなかった……」


　ごめん。ごめん、吉良。もうしないよ。泣。

　意地悪しないでフォローしてあげるとちゃんといつもの俺様吉良に戻ってくれます。

　ちなみに吉良様、整形手術は受けてないそうです。やたら強調してました。笑。

　自分の努力だけで変身したわけです。偉いなあ。


　高校時代の顔は回想シーンにも出てこないんだけど、限定版ジャケとおまけの設定集に小学生時代の写真が載ってます。
　確かに地味な雰囲気だけど可愛い顔してるじゃないの。

　そばかすは消えたの？

　メイクで隠してんの？

　どっちにしてもすごいぜ。



　最後エンディングでは、前夫の実家でディープキス(だと思うが)ですよ。爆。

　全てを失ったと言うヒロインに「お前は僕をばかにしてるのか」「お前は僕が一生面倒を見ると言った筈だ」。

　ヒロインが抜け殻のような有り様だから「お前が強気な瞳をなくしたら、ただの肉の塊だぞ」と吉良らしい言葉で励ましてくれます。

　今までの他のキャラより、再婚が早そうだな。吉良がおとなしく待ってるとは思えないし。笑。



　エピローグは、吉良の店で働く新米美容師なムスコとの掛け合いです。

　吉良はヒロインをダイエットさせようともくろみ、ムスコからヒロインの好きな食べ物を聞き出してそれを禁止しようとしますが、ムスコはなかなか口を割りません。
　生意気だと言われると、「新しいお父さんの性格が悪いからだよ」。

　そして「母さんの髪を切らせてくれるなら教えてあげる」と言うムスコ。
　もちろん答えは「却下」ですが……。






　吉良ルート、なかなかよかったと思います。
　恋に堕ちていく過程もわかりやすかったし、吉良のほどよいねじくれっぷり、結構好きです。


　次は兄ルートで「MELODY」いきます。