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乙女ゲーマー麻咲(あさき)の、2.5次元を彷徨うブログ
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麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド

janne Da Arc
Angelo
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PIERROT
angela
GRANRODEO
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好きな乙女ゲームとひいきキャラ
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金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
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2010/05/05 (Wed)
 ようやく、ワンキスのひとつめのエンディングを見ました。

 予定通り、トミー王子とのエンディングで、すべて正解選択肢(キラキラっとエフェクトが出るもの)を選んだので、多分ベストエンディングだと思います。

 全体の感想としては、個人的に、もうちょっとで名作になりそうなんだけど、『なんか惜しい』作品という感じでした。

 期待ハズレとは言わないんだけど、んー……これ、もっと面白くなりそうなんだよなー……もったいないよ。

 もっとも、別エンディングや他のキャラクターのエンディングを見ないと正確な評価はできないので、とりあえずひととおり遊ぶつもりではいます。
 どっかで化けてほしいなー……。


 「つづき」からはネタバレ感想いきます★

 ワンキスは、やっぱり岩崎Dの作品でした。

 岩崎ゲーは、奇抜なキャラクターや非現実的なトンデモ設定、独特なテンション、台詞回し等、強いインパクトがあって、一見するとアクが強いんだけど、基本的にはどれも「ありふれた青春の悩み」を描いているんですよね。

 等身大の苦悩を抱えた少年たちが、葛藤やトラウマを乗り越えて成長するところを、必ず、描いている。

 岩崎ゲーに出て来る男の子たちは、カッコいいけど、不完全で、コンプレックスだらけで、弱くて、まだまだ未熟なやつばっかりなんですよね。

 そしてヒロインはいつだって、少年たちに手を差し伸べる「女神」的な存在。女の子は、優しくて、強い。

 やがて少年は、恋を知って成長する。ようやく、一人前の男になる。


 これぞ岩崎式ロマンスだと、私は考えています。



 ワンキスとは、リアルの生活に何らかの闇を抱えた男の子たちが、まるでその闇を具現化したような「ワールド」の中で、たったひとりのヒロインが訪れるのを待っている……そんな物語なのだと思います。

 だからこそ、「エンディング」即ち、「キャスト卒業」なのでしょう。

 今回エンディングを見たトミー王子は、時を止めた城「ネバーキャッスル」というワールドのキャストでした。
 人を愛することができなくて、からくり人形しか友達がいない王子様。

 リアルの世界のトミーは、周囲の期待に応えるために仮面を被り、「優等生」でい続けたがために、本当の自分を晒すことも、人を信じることもできなくなった、孤独な男の子。

 ワールドでも完璧な王子を演じていた彼が、主人公にだけは本音を隠せなくなっていき、動揺して遠ざけようとするんだけど、結局惹かれていってしまう。

 まさしく岩崎ロマンス的、ツンデレラブストーリーですよね。笑。

 トミーが主人公に惹かれる過程にもう少し説得力があれば尚よかったんですが……惜しいなあ。

 私が思うのは、トミーにとってヒロインが「他のゲストとは違う」ってところをもっと見せるべきだったと思うんです。

 いかに、トミーが完璧に王子を演じているのかを見せるとともに、そしてそんな王子としての顔しか見ていないゲストたちは、どんなふうに振る舞うのか、ヒロインと何が違うのかをイベントとして提示してくれれば、わかりやすかったんじゃないかな。


 本物の恋に出会ったら、教会へ行って、他のキャストの前で愛を誓って、卒業する……ってすごく素敵な設定なのに、卒業式自体はカットされてるのも残念。
 あと、重要キャラクターであるパートナーのアグロが、エンディングに全く出て来ないのは……非常に残念です。

 卒業式で、城から出られるようにやっと改良されたアグロに、祝福されるエンディングだったら、最高だったと思いますね。


 設定は100点、でもシナリオが50点……素材をうまく活かしきれてないんじゃないか? そんなもどかしい感じがなんとも『惜しい』んですよね。


 でもそれなりに楽しめたし、何しろ世界観が好きだから、まだまだワンキスには期待してますよ。

 とりあえず、エンディングをひとつ見たことで「ワンキス」というゲームの輪郭がようやく見えた気がします。

 昨日からジョー狙いでまた進めていますが、どうなっていくのか非常に楽しみですね。

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