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乙女ゲーマー麻咲(あさき)の、2.5次元を彷徨うブログ
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  プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド

janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド 
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他

好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ) 
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット) 
フルハウスキス(羽倉麻生) 
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文) 
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助) 
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Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸) 
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アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル) 
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妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他

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2008/07/11 (Fri)
 第一印象では「なんじゃこりゃ」って感じだったサザキですが、何故か気がつけばマイベストラヴァー。

 日向(ひむか)の民という背中に翼を持つ異民族で、性格は陽気なお調子者。いつも無駄にテンションが高い。


 まあポジションを例えるなら、水戸黄門におけるうっかり八兵衛、黒の騎士団における玉城、麦わら海賊団におけるウソップみたいなもんかしら。笑。

 サザキの魅力はなんといっても適当なおバカキャラと、キメる時はキメる男気のギャップではないでしょうか。

 そして地に縛られない日向の民らしいエンディングも、ある意味異色だったなと。

 「王族の使命とか一々なんなの?うざいし」みたいなヤクザな(笑)姫は是非サザキの書を。

 以下はネタバレしかありませんので、バレOKな人は下の台詞をクリックして下さい。

 サザキとの出会いは第一章。
 山賊に身を落としていた日向の民は、千尋一行を領主レヴァンタの関係者と間違えて追い剥ぎしようとします。

 すぐに誤解は解けるのですが、今度は圧政をしくレヴァンタを倒しに行った千尋たちの前に、レヴァンタの雇われ用心棒として姿を現すのでした。


 それというのも日向の民の守り神の石を、サザキがレヴァンタに売り払ってしまったことが原因でした。

 本人が曖昧に濁してしまうけど、仲間を救うためにやむを得ずやったことみたいですがね。

 結局レヴァンタに忠誠心を疑われて、千尋たちに内通しているのではとの理由で投獄されるのですが、同じように囚われていた罪のない人々を解放しに来た千尋を口八丁で丸め込み(笑)、仲間に。

 守り神の石を取り戻したことで浮上した、朱雀の加護を受ける空飛ぶ匣舟「天鳥船(あまのとりふね)」の船長に立候補します。


 実は船を失う前は海賊だったサザキたち。
 サザキは今も自分の船を手に入れて海賊に返り咲くことを夢見ています。

 そして部下たちですら信じてくれない「海の向こうの大陸」の話を「信じる」と言う千尋に好意を抱き、一緒に宝探ししたり、祭りの夜を過ごしたりと心を近づけていきます。


 千尋もサザキを信頼し、戦においてサザキの意見を重く用いたり、「橿原宮(かしはらのみや。中つ国の王都)を取り戻したら一緒に空から見下ろそう」なんて無邪気に約束したりして、プライベートでも仲良く二人きりで過ごしたりしていたのですが、それを快く思わない者たちもいました。

「このまま千尋が王になれば中つ国は日向の民にのっとられてしまう」

「千尋が竜神を呼べないのは、鳥などに惹かれているからに違いない」

 千尋とサザキを疎んだ一部の家臣により、戦に乗じて2人は毒矢を射られてしまいます。

 サザキは以前にも同じ毒を受けていたためにすぐに回復したものの、千尋は死の縁をさ迷います。
 なんとか一命をとりとめた千尋は、自分が死んだことにして葬儀を行い、毒矢の犯人をあぶり出して処罰します。

 これで全てがうまくいくのかと思えば、いよいよ事態は悪くなっていきます。

 千尋は中つ国の王族としてしかるべき相手と政略結婚すべきと考える重鎮・狭井君(さいのきみ) の陰謀が2人を引き裂きます。

 千尋をアシュヴィンと結婚させるべくお膳立てしたのもこの方。
 ……というか、大半のシナリオでなんか仕掛けてくるんで、今回の最大の憎まれ役かもしれない。

 悪意はなく、ただ中つ国にとって最善の道を選び続けてるだけなんで、ムカつくけどしょうがない面もあるんですよね。

 政治家さんはこうじゃないと国が立ち行かないのは確かですからね。


 話を戻して。


 サザキは狭井君の意向で千尋との面会を謝絶され、おまけに手の者に村の畑を荒らさせて、その疑惑が日向の民に向くように仕向けるという絶妙な根回しによって日向の民は孤立してしまいます。


 千尋に会わせてもらうために頭を下げに行ったサザキでしたが、「姫をかどわかしに来た」と決め付けられて詮議にかけられ、挙げ句に「どうしても姫の側にいたいなら中つ国への追従の証として翼を落とせ」とか無茶苦茶なことを要求されます。

 そんな要求すらも受け入れようとしたサザキに、駆け付けた千尋が涙ながらに「追放」を宣告します。

 翼を失ったらサザキは私の好きなサザキではなくなってしまう。それなら会えないほうがマシだと。


 あぁ。なんていい話なんだ!!

 いいんだよ。ベタでいいんだよ。こういうのは!! 笑。


 そして、サザキを失って空虚な日々を送る千尋に更なる試練が訪れます。

 戦の最中に常世の国に拉致されてしまい、仲間達も捕まってしまう。
 あくまで千尋を外交の切り札にするつもりだったナーサティヤ皇子でしたが、常世の皇は千尋を禍日神に贄として?%D:149%#ーろと命じます。


 絶体絶命に陥った千尋を救いに来たのは追放した筈のサザキでした。

 この再開シーンの感動はもう……やってくれ! 実際に見てくれ!! ホントいいから!!(落ち着け)


 千尋1人ならば助け出せると言うサザキに、「全員助けて来て。信じてるから」とか無茶言う千尋ってすでにかかあ天下内定ですよね。笑。

 それで本当に全員助けて「人使いの荒い姫さんだ」とか言いながら飄々と舞い戻ってくるサザキがまたカッコいいんです。

 最後は愛の力で禍日神をぶっ飛ばし(どんだけはしょる気だ 笑)、みんなで帰ります。

 そして。

 後は王になるだけという千尋のもとに、サザキたちがついに船を手に入れて旅立つとの報せが。

 岩長姫(序盤からの協力者。ばあさんだけどめちゃめちゃ強い)に「神子は役目を果たしたら普通の少女に戻るもんだよ」などと促されて、立場を捨ててサザキの元へ走ります。

 そんなサザキもまた今度こそ本気で千尋をさらうために橿原宮に忍び込んでおり、覚悟を決めてきた千尋を連れて、空へ。


 2人の逃亡を見て慌てる家臣に、あの狭井の君が静かに告げます。

「おときばなしならば、山賊と姫が結ばれることもあるでしょう」と。


 ちょっ、あんだけやっといて最後だけなんだ、その物分かりの良さは。笑笑笑。
 2人の絆の強さを悟ったのか、サザキの頑張りが認められたのか、戦も終わったからまぁいいか、なのか(爆) 。 邪魔しないならなんでもいいけど。


 こうして中つ国最大の宝を略奪して天下のお尋ね者になった翼を持つ海賊と、玉座を捨ててともに自由の海を目指すと決めた姫君の、おとぎばなしのような新しい物語が始まるのでした。めでたしめでたし。



 そんな感じです。
 千尋が中つ国の王にならないエンディングはサザキだけなんですよ(はっきり言及してないエンディングもあるけど)。
 やったのが実質二番目だったからもっと他にもあるのかと思ったら。
 流石は日向の民ですな。

 私的にはありですが、王の血が途絶えて中つ国は大丈夫なのかなーと心配したものです。


 でも大丈夫かもしれません。まだまだいけます。中つ国王家。


 何故か。


 その理由は次回の那岐編で……!!

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