遙かなる時空の中で 夢浮橋Special【望美編・追加イベントの感想】

　夢浮橋・Special、望美編をようやくコンプしました。
　近頃、なかなか腰を据えてゲームをする時間がとれなくて、ちょっと時間かかってます。

　最初に訂正ですが、《寄り道イベント》は箱2つ開けてからでしたね。1つ目じゃなかった……。汗。



　続いて追加イベントのネタバレ感想いきます。

《懸橋イベント＆エンディング》


　望美の相手は、知盛と重衡(銀と言うよりは重衡)。兄弟丼です。笑。
　ある意味「双璧」と言えなくもないような内容ですね。

　なんとなーく、重衡×望美←知盛、という印象を受けました。

　最初の小箱は、例の火事の件で捕らえられた重衡から恋文が届き、会いに行く夢。
　
　現実なら、この当時の重衡から文が来るわきゃないんですが、流石、なんでもありです。

　２つ目は、重衡解放のために突き付けられた条件に動揺する平家一門の夢。

　ただひとり、重衡のことをあっさりあきらめてしまったかのような態度をとる知盛に、納得がいかない望美。

　でも知盛だって弟のことは可愛いんですよね。

　望美に責めたてられていた時の知盛は、いつになく感情的に見えましたからね。

　思わず、おい望美、お前空気読め！　……と画面に向かって叫びたくなりましたから。


　３つ目の小箱を開けると、再び囚われの身の重衡と対面することができるのですが、今夜は一晩２人きりで琴でも奏でながら……なんて、いい雰囲気になってきたところに、いきなり知盛が乱入してきて、なんかよくわからんけど重衡と手合わせを始めます。


　おい知盛、お前空気読め！　……と画面に向かって叫びました。遠慮なく叫びました。笑。

　しかしそんな私の叫びをよそに、槍を手にした途端イキイキし始める重衡……カエルの弟はカエル的なことでしょうか。

　で、私と望美ポカーン。笑。

　知盛の独特過ぎる兄弟愛はよくわかったのですが、なんだってこう、遙か３チームは何かっていうと手合わせとか、修行とか始めるんでしょう。

　恋愛イベントだろうが、懸橋イベントだろうが容赦なしです。汗。

　でもイベントの最後の望美の独白はよかったですね。

「また２人に会えるといいな……２人が会えるといいな」

　みたいなやつ。

　ちなみに、本編で実際に２人が会えるのは大団円＆知盛エンディングルートだけなんだよなー。

　エンディングでは、南斗様・北斗様の計らいで最後の夢を見せてもらえます。

　銀髪兄弟にサンドイッチ状態。なんとなく、「明日のナージャ」を思い出しました。

　大団円後に、京に残って銀髪兄弟と一緒に暮らす……とかいう運命があってもいいなあと思いました。




《双璧イベント＆エンディング》


　遙か３チームの双璧ペアは、

将臣＆譲←兄弟

九郎＆リズヴァーン←師弟

ヒノエ＆敦盛←幼なじみ

弁慶＆景時←軍師さんと軍奉行さん


　弁慶＆景時、九郎を抜きにして２人っていうのは意外とあんまりなかったですよね。
　落ち着いた中にも静かな火花が散ってる感じがいいです。

　一番好きな組み合わせはやっぱり有川兄弟でしょうか。
　収まりがいいんだよな……３人の並びの。

　あとヒノエの意外と友情にあついところ、結構見直しました。いいやつじゃないか、ヒノエ。


　師弟は……うん、いいんだよ。エンディングスチルとか結構いいんだけど……また修行かいっ。笑。




《寄り道イベント》


　相変わらずほのぼのあり、シリアスありですが……遙か２チームよりやっぱりシリアス度高いかも。

　そんな中笑えたのが、九郎の料理ネタかな。九郎に死亡フラグが……！　笑。

　景時さんの朔との思い出は、何かを暗示してるようでぐっときますね。いい話だ……。一番好きかも。





《後押しイベント》



　来ました、私の一番のお気に入り。今回は印象的な台詞とともに個別感想を書きます。


将臣『ふさわしい言葉』

「この将臣、一身をなげうって、神子殿にお仕えする所存です(将臣)」

　先代たちから「神子殿に対する接し方がなってない！」とステレオで説教される将臣。
　せっかくだから、２人に言われた通りにちょっとかしずいてみたら、あんまりにも似合わないのでステレオでダメ出しされる……というお話。笑。
　選択肢で、即答で「やってみてよ！」って言ったら絆が減ったんだぜ。汗。
　意外に冗談が通じない幼なじみ……。


九郎『問答無用』

「…天然か？(天真)」

　勝真の後押しイベントの時にも本人が言っていた通り、好きな子といても修行しかしない男・九郎。
　冷やかされても意味がわかってないという。笑。
　そして意味がわかったらわかったで、怒り出して真剣持って追いかけてくる九郎。お前ちょっと落ち着け。笑。


ヒノエ『決めゼリフ』

「口ばっか達者だとろくなもんになんねぇってお師匠さんが言ってたぜ(イノリ)」

　イサト＆イノリコンビ、可愛すぎるぞ。笑。
　ヒノエの立て板に水の口説き台詞を聞いて、「しゃべりすぎだ」「男は背中で語るんだ」とわいわいうるさい先代たち。
　ヒノエはお構いなしに、得意の甘い言葉を望美に囁きますが……。
　ここでの選択肢でちょっとオチが変わります。ヒノエの顔を立てるも、潰すもあなた次第。笑。


弁慶『敬意』

「年が若いとはいえ彼らも地の朱雀ですからね(弁慶)」

　３キャラの後追しイベントは、似た者同士の１と２のキャラが、同意見になることが多いのですが、ここは違いがはっきり出ましたね。
　「何かあったら僕たちも望美さんの力になりたいです」と言う先代２人を、笑顔で退ける弁慶さん。
　すぐに意味を理解した彰紋くんと、意味のわかってない詩紋くん……やっぱり詩紋くんはまだまだ子供なのねー。
　先代たちに敬意を払っているからこそ、望美の心が動いては困るので、あんまり近付けたくない的な。……弁慶さんらしいなあ。


譲『桃夭』

「先輩こそ、俺より先に照れないでください。俺より年上なんですから(譲)」


　初々しい２人の様子を見て勝手にほのぼのしながら、漢詩で表す先代たち。

　『桃夭』っていうのは、「桃の花みたいに美しいあの子は、もうすぐお嫁さんになって、旦那さんと仲睦まじく暮らしていくんだね」みたいな感じの詩のようです。

　やっぱりカップルというよりは夫婦扱いなんだな、ここは……。


景時『船頭多くして』

「景時殿、君にも素質はあるはずだ。
だから、おとなしく私たちの助言を聞きたまえ(翡翠)」

　タイトルの秀逸さに定評のある地白虎。笑。
　デートの約束をしながら、楽しくお散歩中の爽やかなカップルが、悪いオジサンたちにとっつかまり、地の白虎ならもっとちゃんとやれ、と彼氏が脅迫され、２人で命からがら逃げ出す……という恐ろしいイベントです。
　先代たちは、何を言っても聞いちゃいない。もはや狂気のマイペースコンビですよ。笑。
　友雅さんと翡翠さんの女の口説き方の違いもよくわかります。
　友雅さんに対して、翡翠さんが「古風だね」って言ってたのがちょっと面白かった。まあそりゃ、100年前の人だしね……。


敦盛『万の言の葉』

「あの…ふたりで笛を奏でてみませんか(泉水)」

　困った時の笛頼み。
　控えめな２人のBGMで後押し大作戦～！
　ここが一番真の意味の後押しをしてると思います。
　笛の音で敦盛の心を和ませて、素直な気持ちを引き出そうとしたけど、先に動いたのは望美のほう。
　ザッザッザッて音がして八葉がアップになる時は、普通八葉が近づいて来た時なのに、逆に望美がガンガン迫ってったのが面白かった。
　望美×敦盛なんだね、ここは……。


リズヴァーン『運命の輪』
「問題ないな、泰明？(泰継)」
「――問題ない(泰明)」


　ダブル「問題ない」キター！！
　他の後押しイベントとは毛色の違うシリアスな内容でした。
　いつものごとく隠し事だらけで、自分を遠ざけようとするリズ先生に、追いすがる望美。
　先代たちはリズ先生の辛い心情をフォローしつつ、運命をも切り開く望美の意志の力を認めてくれるのでした。
　普通にいい話です。


　いやー……やっぱり景時さんのイベントが神がかってる。笑。

　明日は休みなので、残りのあかねを頑張ってやりますよ♪