遙かなる時空の中で 夢浮橋Special 【あかね編・追加イベント感想】

　夢浮橋Special、どうにかコンプリートいたしました(言の葉集はスカスカだけど　笑)。

　夢浮橋は、花梨編が一番糖度高めとよく言われていますが(実際そうだと思います)、あかね編も追加イベントのおかげでぐっと甘くなったような気がします。


　そういえばあかね編のみ、懸橋イベントの条件が変則的です。

　２つ目までは通常通りですが、３つ目の箱を開けるためには、掛け合いイベントを全部見た状態で、大団円エンディングに進み、更に宴に招かれなくてはならんのです。お気をつけを。

　それではつづきにネタバレ感想書きます。

《懸橋イベント＆エンディング》


　あかねの懸橋の相手は、南斗星君と北斗星君。兄弟丼……その４。笑。

　ＤＳ版には、神子それぞれのシナリオで、もう一度２人を訪ねるエピローグがありましたが、それは丸ごと削られ、あかね編だけに新しいイベントとエンディングが追加された格好です。

　あとアクラム×あかねも削られちゃいましたね。


　小箱のイベントは、ひとつめが南斗様、ふたつめは北斗様のイベントになっています。

　身を盾にして、怨霊から神子を守ってくれる南斗様。
　天界の有り様を憂うが故に、自分自身の悪夢に囚われてしまう北斗様。

　それぞれに神子と心を通わせていくんですが、神だから恋愛とか、俗心を持つのはダメみたいなんですよね。

　神は俗心を持つと人になってしまうらしい……遙か３本編で白龍が人間になれたのは、神子に恋したせいでもあるのかも。

　だから３つ目の小箱には、ツンデレ北斗様の隠された夢……あかねが天女となって自分の元に残ってくれる夢、が入ってます。

　天女にはなれないけど、２人に会えなくなるのは寂しいと言うあかねに、２人はあの通信機みたいな玉をお持ち帰りさせてくれます。

　神子の務めを終えて女子高生に戻ったあかねは、七夕の夜に、玉に映った南斗様に導かれて天の川を渡り、たった一夜ですが、２人に再会できるのでした。めでたしめでたし。


　懸橋エンディングの中で一番後味のいい終わり方でした。

　自分は南斗様激ラブなのですが、まあ、確かに彼と恋愛するのはちょっと違うかなと思うので、エンディングはこれでいいです。

　天女のあかねも可愛いしね。



《双璧イベント＆エンディング》


　双璧ペアは、

頼久＆泰明←神子史上主義組

天真＆詩紋←現代組

友雅＆永泉←楽器隊

イノリ＆鷹通←……。



　現代組のエンディングが一番好きでした。爽やかな三角関係で。

　頼久＆泰明のところも一見爽やかだけど、神子がすごくワルい女に見えてしまった。笑。



《寄り道イベント》


　私、寄り道イベントは正直、あかね編が一番よかったです。

　特に二段階目が、めちゃめちゃ甘いんですよねー。バカップルだらけですわ。

　唯一鷹通さんだけ、えらくあっさりしてたけど。汗。
　彼は一段階目のほうがよかったなー。


　泰明さんの二段階目なんて、もう、ちょっとこれ……卑怯ですよ！笑。

　あかね編は恋愛イベントで若干抑えていた糖度を、寄り道イベントで一気に上げてきてました。

　あかねを最後にとっといて正解だったな……。



《後押しイベント》


　今回も当然のように無駄にはりきって、台詞つきでご紹介。


頼久「風の噂」

「――さすがは先代。お見逸れいたしました(頼忠)」
　頼久さんがあかねに髪飾りをプレゼントした、ということを、将臣から聞かされた頼忠さんの率直な感想が上の台詞。笑。

　自分とあかねのことが噂になってるのかと心配した頼久さんでしたが、実はあかねが嬉しさのあまり周囲に自慢していた……というお話。

　他の２人に対して逐一感心する頼忠さんがいい味を出している。


天真「模倣」

「行ってみたい！誘ってくれてありがとう、天真くん(九郎)」

　自分たちの神子を、どうやったら自然な感じで誘えるのか悩んでいた勝真と九郎が、天真とあかねの会話を完コピするお話。

　主に九郎があかね役をやってるんですが、ちゃんと台詞に合わせて表情が豊かに変化するところがたまらんのです。笑。

　誰の後押しイベントなんだかって感じですが……。笑。


イノリ「間の悪い時」

「行っちゃった…今の、ヒノエくんのものまねか聞こうと思ったのに(あかね)」

　自分のあかねに対する気持ちが恋愛感情なのかどうかわからないイノリに、ヒノエプロがアドバイスする話(イサトはツッコミ要員)。

　ヒノエに言われるがまま愛の言葉を口にしていたイノリを、間が悪く発見してしまったあかねの反応が上の台詞。

　思春期だねえ……。


詩紋「そのままで」

「ボクに何かできることってない？(詩紋)」

　後押しイベントにしては異例なくらい他の２人の出番が短いです。汗。

　あかねのために何かしてあげたい詩紋は、彰紋や弁慶に相談する。
　「贈り物をしたら？」とアドバイスされるも、あかねの好みがわからない。

　わからないならこれから知っていけばいいんだ、と気付くのでした。


鷹通「新しい言の葉」

「幼なじみだったら、子どもの頃からキスやハグをしているでしょう？(幸鷹)」

　そういえば帰国子女だった幸鷹さんの無自覚トンデモ発言。笑。

　青い春真っ只中の少年になんてこと言うんだ、幸鷹さん！！

　幸鷹さんと譲の会話をたまたま聞いていた鷹通さんは新しい言葉を色々覚えたので、早速あかねを「でえと」に誘います。

　そして物凄くいい笑顔で「きすとはどういう行為ですか？」とあかねに質問してきます。

　お前は、トロか！笑。

　天白虎はどの後押しイベントでも譲がテンパってるな……。


友雅「花を贈ろう」

「おふたりには私の神子がずいぶんお世話になったようだ(友雅)」

　↑↑この台詞を言う時、物凄く目がマジなのがポイントです。

　待ち合わせ場所になかなか現れない友雅さん。
　待ちぼうけするあかねの元に現れたのは、翡翠＆景時。

　何か言いたそうにしている景時さんを制して、「一緒に友雅殿を探しに行こうか」とあかねに囁く翡翠。

　そこに友雅さん登場。
　２人に「少し遅れるという伝言は伝えてくれたね？」と尋ねる目が全く笑っていませんが(笑)、お礼と言って２人に花を渡します。
　「これをやるから、私の花には手を出すなよ」という警告ですね。笑。

　景時さん、このままだとストレスでハゲそうだ(元々莫大なストレスを抱えてるから逆に平気か？)。


永泉「出家の身」

「そのまま僧侶であり続けるほうが、御仏に失礼ではないでしょうか？(敦盛)」

　意外に鋭い発言をする敦盛さんがイイ！

　シリアスなイベントでしたよ。

　出家した身であかねに恋をしてしまった永泉様。

　誰かを愛しく思うのは悪いことではないとフォローする泉水さんと、永泉様の出家した理由を聞いて鋭いツッコミを入れる敦盛さん。

　いいこと言うなー。

　
泰明「気遣い」

「今、わかった。それを伝えるには技と努力が必要なのだと(泰明)」

　神子のことを大切に想っているのに、うまく伝わっていない泰明さんを見かねて、「もっと気遣え」「言葉が足りない」と二人が説教してくる話。

　リズ先生はわかるけど、まさか泰継さんからそんなことを言われるとは……。

　そして微妙に曲解する泰明さんがいい。笑。





　そんなところです。

　面白かったですよ！