イルカと月、あとアイロニック

　今日はバイト終りにネットカフェで、いつものようにまったりとR.C.Wを聞いた。

　アイロニックな曲紹介って何……？？
　皮肉な曲紹介？？？　ブラックユーモアを交えるとか？？？？
　KOHTAさんじゃなくてもよくわかんないよね。笑。


　で、その後でYoutubeでセーラームーンを見た。
　この間、うちの人の部屋で「AIR」を全話一気に見たんだけど、その時に「昔見たアニメで泣いた話って何があったかな？」と考えたのね。

　特撮なら保育園時代にやってた「鳥獣戦隊ライブマン」で、確か「ブッチー」とかなんとかって名前の雑魚敵が、改心したせつなにぶち殺されるエピソードがね、当時は本当にキツかった。

　流石にそれがフィクションだって気付いてなかったわけじゃないと思うんだけどね。

　聖闘士聖矢の沙織様と並ぶ憧れの女性だったブルードルフィン関連の話っていうせいもあったのかな(戦隊ヒロインで初めて青をまとった女性。アクションが涼やかで、とても綺麗だった)。

　当時てれびくん、っていう幼児向け雑誌を愛読してたんだけど(今思うとなんであんな比較的男子向けな雑誌を買い与えられていたのだろうか) 、ブッチーが爆死する瞬間の写真がバーンと掲載されて、二度泣いた。っていうかそのページ見る度に泣いた。

　あんなに悲しかったのは、ブッチーの死に「理由」がなかったから。

　悪いヤツは悪いことをするからヒーローに倒される。

　ブッチーはいいヤツになったのに死んじゃった。殺されちゃった。


　幼い心ではそのことが理解できなかったんだね。

　たとえ正しく生きたとしても幸せになれないこともあるって、あの時知ったんだと思う。

　今考えたらそんなん当たり前なんだけど。


　セーラームーンで強烈に泣いたエピソードといえばかの有名な「チョコレートパフェ」。なるちゃんとネフライトの悲恋話。

　大筋はブッチーと一緒です。恋愛要素が入っただけ。笑。
　もうありがちな展開というか、敵の幹部が組織裏切った時点で死亡フラグ立ってんだけど、どうしてもこのパターンは弱い。

　サブタイトルで死ぬのわかってんのになんとかして助かってほしいと思ったし。

　もちろんそれから３年後、アマゾントリオが死んだ時も号泣したからね。笑。

　単純な女です。


　ああ、ちなみにここで言ってるセーラームーンって、アニメだからね。

　実写のネフライトなんて、ただのツンデレじゃないか。笑。

　でも実はアニメ版の四天王ではジェダイトが一番好き。
　一人だけ誰を愛するでもなく、何を残すでもなく、お笑い要素もなく、耽美な方法で処刑された男。笑。
　多分末っ子扱いなんだろうなぁ……。

　原作ではクンツァイト以外はわりと適当な(笑)扱いだったけど、きっとエンディミオンに付いてた頃はみんなにいじられる弟分だったに違いない。

　そして遠巻きにマーズを見て、一瞬目が合った気がしてどぎまぎしてたんだろ！？　そうなんだろ！！？

　っていう妄想をよく寝る前してた(原作では、四天王とセーラー戦士は前世で恋仲という公式裏設定があった為)。

　現代に普通の人間として新しく転生する妄想は、小学校に登校する時によくしてたなぁ。


　愛しの亜美ちゃんの相手がゾイサイトってのがなんとなく不満だったけどね。

　セーラームーンは本当に、あらゆる思い出がとても鮮明。

　セーラームーンって作品は存在自体が一種のトラウマなのかもしれない。





　名作。