「Ａ型自分の説明書」

　っていう本を友達が貸してくれた。

　私、占い大好き人間だし、人と話す時にはよく血液型ネタとか喋るけど、あんまり信仰してないのね。

　だいたいいくら大雑把に分けたって人間が４種類なわけないしさ。
　「私はＯ型寄りのＢ型なの」とか言ってる人見ると、そうまでして無理矢理分類するなよ、と思う。


　自分がＡ型なのにＡ型らしくないってよく言われるからね(Ｏに見えるとか)。

　他の人が当てはまったとしても、自分自身が当てはまると思えなきゃ、まず信じられない。

　でもこれだけ血液型診断が定着した国だと、知らず知らずに思い込みで暗示にかかって、だんだんそれらしい性格になっていく可能性はあるかもしれないけど。


　ただ、この「Ａ型自分の説明書」は、 テンポがよく、言葉選びのセンスが素晴らしいので単純に読み物として面白かった。

　それにこれ、著者の人も言ってるように「Ａ型の性格」じゃなくて、「Ａ型っぽい性格」についての本なんだよね。

　各項目にチェック欄があって、 あてはまるものに印をつけていくことで自分の説明書ができる。
　「私はＡ型ですが、世の中一般で言われるＡ型っぽい性格にはこの程度当てはまります」 という感じで。

　ちなみにあれほどＡ型らしくないとされる私でも八割当てはまったよ。
　日本人はえてしてＡ型気質なんじゃなかろうか。


　当てはまった項目で印象的だったのが、「オセロするときは必ず白をとる」ってやつ。笑。

　本当に私、相手が強く望まない限りは絶対白だからね。後手がいいのよ。


　でも他のＡ型の友達２人はいつも黒だって言ってたから、 やっぱりＡ型がみんな白がいいわけじゃないんだけどね。笑。


　他にも「Ｂ型人間の説明書」が出てて、売れてるらしいからあと２冊もいずれ出るんじゃないかな。

　血液型診断好きな人も、半信半疑な人も、 パラッと立ち読みすると面白いかもよ。