遙かなる時空の中で 夢浮橋Special【感想その２・花梨編・追加イベント】

　予告通り、追加イベントについてまとめます。


　まず発生条件なんですが、今のところまだ推測の域なので、間違ってるかもしれません。



《懸橋イベント》

・掛合イベントを起こす。

　２人イベントコンプ、３人イベント(バラバラ)コンプ、３人イベント(同じ役割)コンプで、１個ずつ小箱が出て来るようです。

　３つの小箱を開けて、エンディング時にひとりで帰ると懸橋エンディングになります。



《寄り道イベント》


・１人につき２種類。恋愛イベントに関連する内容のものがあるので、多分……１つ目と３つ目の小箱を開けた後で特定の場所(移動の中継スポットのどこか)を通ると発生。

星も関係ある……かも？



《後押しイベント》


・同じ時代の八葉の小箱を全部開けて(星も関係あるかも？？・他の時代の八葉の状態は関係ないみたい)、天庭内の特定の場所(中継スポット)を通ると発生。


《双璧イベント》


・双璧ペアになっている八葉の小箱を全部開けて、南斗宮に行くと発生(星も関係あるかも？？)。

・エンディング時に、３人で帰ると双璧エンディング。



　だいたいこんな感じです。多分。



　つづきに花梨編のイベントの感想を書きます。ネタバレ注意！！

《懸橋イベント＆エンディング》


　花梨の懸橋イベントの相方はアクラム様。

　遙か２本編のエンディングは、シリーズ屈指の鬱恋愛エンディングのひとつとして、私の脳内黒歴史に刻まれております。

　もっと違うエンディングはないのか！！

　という当時の私の憤りがそのまんま具現化したような夢が立て続けに見られます。甘さは全くないけど。

　最初のは京から人を追い出して、鬼が平和に暮らす世界。
　人と鬼の立場が逆転した世界です。
　イクティダールさんとシリン姐さんが出てきます(セフル混ぜてやれよ)。

　思えば花梨はイクティダールさんとは初対面なんだよなー……。

　無印遙かの頃、「アクラムと組んで京征服エンディングないのー？？」とか不穏なことを言ってたのを思いだした。笑。

　でも花梨の出会った100年後のアクラムにとっては、これはもう潰えた虚しい過去の夢でしかないんですよね……。

　理由は何にせよ、わざわざ夢の世界まで花梨を連れ戻しに来るアクラムに萌えておく。



　２つ目の夢は、現代の世界でアクラムと電車に乗って(見た目上は)普通のカップルみたいにデートする夢。

　アクラムの現代服はカッコ良すぎて腹が立ってきます(なぜ)。

　ホストかビジュアル系か、マフィアって感じでたまんねぇ……もう！なんでこれ夢なんだ！！　エンディングでいいじゃないか！！


「電車の中で騒ぐな」

「周りの乗客の迷惑になるであろう」

(アクラムに電車に乗る時のマナーを注意されちゃった…)

↑↑これ、神。笑笑。

　選択肢によっては、「現代人の私が注意されるなんて納得いかない」とか逆ギレする花梨がまた素晴らしい。呆れるアクラム萌えぇ。


　３つ目の小箱は、龍神様に捕獲されるアクラム。龍神、すげー。本編でもこのくらい出来たら神子は楽できるのに。笑笑。

　アクラムを道具として利用すれば京に帰れるよー、と言ってきます。龍神が。

　泉水さんの恋愛イベントといい、花梨の龍神は過保護ですよねー。
　何を犠牲にしても神子さえ無事ならよし、っていう。

　アクラムを利用するかどうかの選択肢が出ます。

　利用する、と言うとアクラムが怒って自力脱出してしまうので、泉水さんみたいなアナザーエンディングはなかった。

　でも多分、フラグ折れ(試してないけどエンディング見れないと思う)。

　っていうか花梨のあまりにも軽いノリに寒気がする。この女コワイよー。汗。


　ヒロインたるもの、罠にかかっている鬼を見つけたら、ちゃんと助けてあげましょう。



　エンディングは、回想録に入ってない南斗様の台詞が印象的だった。「あなたの道が荒野へ続こうとも」って、全部予見してるんですよね。

　橋を渡る花梨を無理やり時空の狭間に引っ張り込むアクラム。

　「京に帰らないと」と言う花梨を最終的には送ってくれるんですが、まあ、当然のように明るい終わり方ではないですね。

　この後、京を滅ぼすために更に暗躍していくアクラムですが、このエンディングを見ると「誰にも祝福されることのない恋」に対する絶望もあったのかなー……っていう感じがしました。

　お互いに惹かれ合っていると知りながら、幸せになれないこともわかっていて。

　２人の未来は京でも現代でもなく荒野しかないなんてせつなすぎる。

　でも龍神に見放されても、きっと天界兄弟が見ていてくれる。

　そう考えると少し救われますね。



《双璧イベント＆エンディング》


　遙か２八葉の組み合わせは、

・勝真＆イサト　←乳兄弟

・泉水＆彰紋　←兄弟

・幸鷹＆泰継　←因縁有

・頼忠＆翡翠　←年長組……っていうか、どう見ても余った人たち


　まあ、個人的には頼忠＆翡翠みたいな異色の組み合わせ、結構好きですが。


　追加が発表された時から、何か微妙な印象を抱いていた「双璧」なんですが、やってみたらやっぱり微妙でした。汗。

　シリーズでもあまり例のない、複数キャラとのエンディングという意味では面白かったのですが、勝真＆イサト(これは良かった！)以外は、イマイチ３人であることの必然性がわからないというか、活きていないと感じました。

　頼忠＆翡翠は、年長コンビのちょっと少年のような一面が見れたので個人的には面白かったけど……でもエンディングにするほどの内容でもない気がしました。

　まあ、何が一番微妙って、恋愛エンディングより優先度が高いんですよ！！！

　２人で誘いに来たのを断ると、今度は１人で誘いに来る。笑。

　３人で帰りたかったけど、ダメなら２人でもいいや……ってことかね？？　爆。

　恋愛エンディング一通り見てから、南斗宮行って一気に双璧イベント起こしたほうがいいかも。私は次からそうします。汗。


　発想は悪くないだけに、もうちょっとって感じでした。



《寄り道イベント》


　何故か追加イベントで唯一取説に載ってなくて、存在を忘れてた。笑。

　恋愛補助イベントの位置だと思います。内容はほのぼのしたものから、シリアスなものまで色々あります。

　玄武コンビは、最初に決めた同行者によって若干バリエーションがあります(どれか見れば回想録で全部見れますが)。
　特に泉水さんのはよかったですね。色んな八葉から冷やかされる。笑。
　空気を読む人、空気を読めない人、空気を読んでても気にしない人など、反応がさまざまでいい味出してます。



《後押しイベント》


　私はもう、これが大好きです！！！　笑。

　追加要素の中で一番ツボ。全部好きでした。

　前に違うゲームの感想で書いた気がしますが、主人公と相手が相思相愛前提で、周りが応援したり、からかったりする……っていうシチュエーションが好きなんですよね。

　それに、一見似たタイプに見える１と２の八葉の恋愛観や性格の違いが垣間見える時もあります。


　あまりにも好きなので個別感想書きます。笑。



頼忠『第一歩』

　花梨への適切な接し方がわからない頼忠さんにみんなでアドバイスしてあげようの会。

　頼久さんの「(女性の主には)つとめてやわらかく接してさしあげるべき」を聞いて、頼久さんと頼忠さんの印象の違いがどこから来るのかわかった。

　頼久さんは進んで気を遣うタイプで、頼忠さんは命令されるまで黙して控えるタイプの従者のような気がする。

　将臣に「疲れてないか、とか、帰ったらどこ行く？とか」話せばいいだろ、と言われて、２人で実戦練習を始める源氏組が可愛すぎる……。

　将臣の「新人研修みたいだな」発言がまたよかったわ。笑。



勝真『相談』

　まず勝真さんの「他の奴に遅れを取ってる気がする」発言が、変にリアルでよかった。

　確かに、恋敵の中には翡翠とか翡翠とか翡翠とかがいますからね。

　そして将臣とか将臣とか将臣のおかげで、カタカナ語翻訳スキルの高くなってる九郎がすごい。「デートスポット」がなんとなく通じた。笑。
　しかも、自分のデートは専ら「山奥で修行」ってお前……望美も大変だな。

　天真は人にはアドバイスするけど、自分ではなかなか実行できないタイプのような気がする。笑。



イサト『正解』


　よりによってイノリに相談しちゃダメだろ。似たような発想しか出ない上に、君よりガキなんだぜ。笑。

　案の定なんかズレてる２人を軌道修正するヒノエプロ。
　なんかワルい遊びを覚えた先輩が、純情な後輩をそそのかしてるみたいで面白かった。



彰紋『親切の形』


　これは、助言するのが主に弁慶さんなので、他のイベントよりもちょっとシビアでした。

　後押しというか、お説教の類いですね。

　一緒にしゅんとなっちゃう詩紋がかわいい。

　立場がある人の恋愛はただでさえ大変だしね……。



幸鷹『現代人』


　花梨の不用意な「幸鷹さん、現代人って感じがしない」発言で将臣病にかかり、カタカナ語でキザな台詞を連発する幸鷹さんを、他の２人が驚愕しながら見ているだけのイベント。

　後押し？何それおいしいの？

　とにかく「キュートなお嬢さん、どうかお手を」の破壊力が絶大でした。



翡翠『余計なお世話』


　タイトルが秀逸すぎる。笑笑。

　そうですよね。後押しとか余計なお世話ですよね、あなたの場合。

　景時さんはわかるけど、友雅さんが他人の恋愛に首を突っ込むなんて珍しい。やっぱり翡翠は、似たところがあるからちょっと気になるのかな……。

　なんにせよ、景時さんは親切心だけど、友雅さんはただの暇潰しかも。笑。

　途中の選択肢はどれを選んでもいいけど、

　「全部です」→「……」を選ぶと、バカップル丸出しで笑えます。爆。



泉水→『おつきあいの極意』


　特に後押ししていないイベントが続きますが、これも取り立てて能動的に後押しするつもりは特にないパターンですね(みんな色恋に疎すぎる)。

　永泉さんが引用した兄の言葉が、タイトルの「おつきあいの極意」。

　野生動物と付き合うコツと、女性と付き合うコツはおんなじですよ、という帝の深イイ話。

　当の弟には真意が伝わってない気がする。



泰継『甘い言葉』


　「甘い言葉とは何か？」……今度はリズ先生の深イイ話。この人、なんでも知ってるなー。

　泰継さんに対して「甘い言葉を言ってみて」とリクエストする花梨もすごいな……。

　泰明さんは多分ひとりで意味わかんなくて混乱してそう。

　同じことをためしにあかねに実践して、あかねドッキン……みたいなことにならないかしら。




　……以上ですね。

　次は望美でやる予定ですが、遙か３の八葉は今回アドバイスする側が多かったので、逆にどんな後押しをされるのか、非常に楽しみです。