遙かなる時空の中で 夢浮橋【とりとめなく一周目の感想】

　ただいまー。

　早速感想です。なるべくネタバレしないようにします。


　まず、言ってしまうと「結構面白い」です。

　ナンバリングタイトルではないということを念頭に置けばそれなりに楽しいです。

　メインシナリオはあっさりした内容ですが、よく言えば手軽に楽しめます。

　イベントは短いながらも各自の魅力や葛藤をうまく表せていると感じました。

　しかも新キャラの２人がいいキャラしてますから。話運びのテンポはいいと思います。


　ただ、まさかいないと思いますが、ナンバリングタイトルの本編未プレイの人が手を出すのは絶対やめましょう。意味不明なまま終わります。

　一応一々解説はしてくれるんだけど、情報として知ったところで理解には至らないのではないかと。

　でも例えば「２だけやったことない」とか「３しかやったことない」って人がプレイしたらきっと、未プレイの作品をやってみたくなると思います。


　音声はＤＳソフトの標準くらいは入ってる気がする(本編でもいつも少ないから別に気にならないともいう)。

　絵も綺麗です。
　恋愛スチルは、１キャラにつき２枚。友情イベントはスチルなし、恋愛イベントが１枚、恋愛エンドで１枚。
　……と書くと少なっ！と思いますが、なにしろ24人いますから。
　普段なら6枚ずつに相当しますから。

　実は遙か４とあまり変わらない。笑笑。


　次に戦闘について。
　
　今回、神子はわけあって戦闘には不参加。八葉に指示出したり応援するだけなのです。
　「八葉に守ってほしい」人なら嬉しいだろうし、「八葉と一緒に戦いたい」人には残念なシステム。

　私はちょっと残念でした。汗。

　応援は台詞を選ぶか、マイクに向かって名前を呼ぶかで行います。

　結構融通がきくらしく、例えば「リズ先生」でも「リズヴァーンさん」でも可。
　試してないけど、フルネームとか名字とか「タンゾー」とか呼んだらどうでしょうね。笑。


　そうそう他の時代の人(神子含む)はリズ先生を「リズヴァーンさん」って呼ぶんですわ。新鮮。

　あと譲が「どうした？あかね」とかタメ口で話しかけてきます。
　しかも変につんつんしてます。他の女に興味なさ過ぎるぞ、君。


　そんな他の時代の八葉との友情イベントですが。
　これは基本的に「ひたすらのろけ話を聞く」イベントです。

　「はやく神子に会いたい」とか「あいつが大切なんだ」とか延々と聞かされます。
　プレイヤーキャラに完全に自己投影してるとおもしろくないと思いますが、自己投影しないタイプの私は萌えました。一途で素晴らしい。せつないです。


　恋愛イベントのほうは、最初からかなり八葉に好かれている状態なので、恋を育むというよりは、自分の気持ちを確かめていく……って感じがしました。

　糖度は……まあ、本編と同じくらいはあるんではないかしら。


　一番楽しめたのはやはり八葉の掛け合いイベントでした。

　しかもちゃんとシーン回想出来ます。やったー。


　次の記事では掛け合いイベントについて書いていきます。