ネオアンジェリークAbyss・Second Age 第10話の感想

　突っ込むところがいっぱいあり過ぎてどうしていいかわからないので(あんたのことだよ、鞭男　笑)あえて真面目な話をしましょうか。


　ここしばらくのエピソードでかなり直接的に語られている、人間(とは限らないが)の「存在する理由と向き合う」とか「過去の過ちを昇華する」という部分が、この作品のテーマのひとつなのかなあと思う。

　先週は感想書いてないんだけど(アニサマの感想優先したから)、エレンフリートがジンクスという兵器を生み出してしまったことへの悔恨を抱いていたのが、「私はジンクスに救われた」と感じている市民たちもいるとわかり、そして彼らによって大切な人が救われたと知った。
「ああ、今までしてきたことは無駄ではなかったんだ」みたいなことを思いながら涙ぐむ様がぐっときました。

　で、今週はマティアスが、自分は何のために生きてきたのか？→立派に成長したルネこそがその証……と、ついに開眼しました。

　女王の卵や教団長のような大きな使命を背負った人に限らず、「人はみな何かを為すために生まれた」ということ、「過ちにも絶望にも、全てには何かしら意味がある」ということ……それらは人と人との関わりの中で気づいていくもの……言葉にするとチープでありきたりなんだけど。


　エレンもマティアスも自分や周囲と向き合って開眼したのは同じなんだけど、辿る結末は……ある意味で正反対のゴールになりそうな予感です。

　なんか、来週はサブタイトルからしてフラグ立ってますね……。

　彼がエレボスの直接攻撃で死ぬのか、例の機械の副作用で死ぬのかわからないけど、前者ならニクスが新たに十字架を背負うし、後者ならエレンが責任を感じたりしないだろうか。
　まあ、誰も責めたりはしないだろうけども。予告も前向きだったしね。

　マティアス、多分ゲームでは扱いが違うんだろうけど……肩書きからしてアニメとは違うしねえ。



　それと……一応今回のもうひとりのメインだったロシュ。
　一般人なのにエレボスとタイマンってすごいな。一発食らわせたし。笑。
　本来ならレインに譲ってあげたいポジションだよ。やばいよ、レインの空気化。今週(も)誰よりも目立たなかったよ！！

　ロシュは他のサブキャラたちと比べてやや設定が地味なので、見せ場をどう持ってくるかと思ったら。

　冒頭にも書いたけどロシュ対エレボスはツッコミどころ多かった。
　「デートはキャンセルして下さい」ってエレボス。笑。

　だいたいロシュをわざわざ直々に足止めして何になるんだろう。タナトスでいいだろ、一般人には。
　ロシュ、アンジェの居場所わかんなかったんだし。
　ホントにアンジェとデートさせたくないだけだったらどうしましょ。笑。

　変な紫の波動みたいの使えるのに、最初わざわざ鞭で攻撃するしね。

　そういうプレイですか？？

　で、結局ロシュが持ってたアンジェの写真を見て、ちょっと正気に戻ったニクスさんがとどめを刺さずにいなくなるんだが、ちゃっかりアンジェの写真回収していくという。笑。

　返せ。人の宝物返せ。爆。


　エレボスのニクスの人格を微妙に踏襲した、悪の親玉にしては無駄に気障な言動が最近癖になりそうです。

　黒薔薇投げてた頃のタキシード仮面みたいだな。


　一方アンジェも完全にニクスを特別な存在として認識してますよね。

　もうニク×アンで決まりだろこれは。


　最終回まで秒読み……果たしてレインの空気化は止まるのでしょうか。