仮面ライダーディケイド《龍騎編》キター

　今週と来週は、私の大好きな「龍騎」の世界が舞台です。

　「クウガ」「キバ」と見て来て、ディケイドの楽しみ方がわかってきていたので、普通に面白かったです。

　思い入れの強いファンからは、批判的な意見もたくさん出るかもしれませんが、私的には全然ありです。

　ライダーバトル＝裁判制度っていうのは、現実的に考えたら突飛な設定なんだけど、龍騎の根幹を成す「個人の純粋な願いのために戦う」っていう部分を端的にうまく表してると思いますよ。

　事件関係者(検事、弁護士、被害者の知人、第一発見者など)が、自分たちの信じる判決、または望む判決を勝ち取るために最後の1人になるまで戦う。

　……あれ。最終的に同意見のライダーだけわらわら残ったらどうなるの？
　……という大人げないツッコミを入れていたらディケイドは楽しめないぜ！


　気になっていたのは、13人のライダーが全員出て来るのかどうかでしたが、変身後は少なくとも全員出て来ましたね。

　今日は、主要ライダーから龍騎、ナイト、ゾルダ、タイガ、二軍からシザース、ベルデ、インペラーあたりが頑張ってました(二軍言うな)。

　王蛇はまだ温存していると見た……！！笑。

　以前、ひょっこり出て来たカイザの声を村上さんがやってましたが、今回はみんな別の人がやっていた模様。残念。


　やっぱり性格や設定はオリジナルと違ってて、ベルデがちょっといい人だったのが笑えましたね。いい人がゆえに即脱落でしたけど。

　インパクトがあったのゾルダ。ゾルダが検事だなんて……白も黒にするスーパー検事ですか？　笑。
　オリジナルより頭悪そうだったけど、病気では死にそうにない。笑笑。

　そんな中、原作通りに卑怯者の小悪党ぶりを貫いて、最後はきっちりナイトの飛翔斬でやられたシザースの生きざまに、ある意味涙が出そうです。蟹かっこいいよ蟹。


　ライダー以外の設定としては、何故か玲子さんがOREジャーナル……ではなく、ATASHIジャーナルの編集長(でもすぐ死んじゃいましたけど……)、レンも記者っていうところに驚きました。


　たまにシンジが次長課長の井上さんに見えて仕方がない時がありますが、今まで出たディケイド版キャストの中では一番いい感じ。

　シンジがレンのことを「レンさん」って呼んでるところがたまらなく可愛いんですけど。

　「いいざまだな、レンさん」←こんな台詞でもさんづけの律儀なシンちゃん。

　レンもシンジを名前呼びだし。私の中の腐った部分が反応してしまいますがな……。

　レンがシンジに「お前は戦うな」って言ってるのも面白い。
　オリジナルの蓮はツンデレだったけど、レンは素直にシンジ溺愛ですね。

　どういう事情があったのか知らないけど、和解できるといいなー……。

　でも和解したところで、レンはシンジを庇って死んだりしそうで怖いですが。

　クウガではユウスケのパートナーの女性が、キバではワタルのパパが死んでますから。今までのパターンからいったら死にそう……。

　ともあれ次回後編がどんな結末になるのかとても楽しみです。