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乙女ゲーマー麻咲(あさき)の、2.5次元を彷徨うブログ
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  カウンター
  プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド

janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド 
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他

好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ) 
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット) 
フルハウスキス(羽倉麻生) 
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文) 
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助) 
花宵ロマネスク(紫陽) 
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸) 
僕と私の恋愛事情(シグルド) 
ラスト・エスコート2(天祢一星) 
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル) 
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク) 
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他

バイト先→某損保系コールセンター 

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2007/06/10 (Sun)
 前からおねだりしてたんだけど、とうとううちの人にギタークリニックを開講してもらったよ。笑。

 初めてギターを弾かせて(というか触らせて?)もらったんだけど、激しく左手が攣りそうだし、脚は痺れるし、えらいこっちゃ。汗。


 ちなみにファーストレッスンの課題曲は、犬神サーカス団の「黄泉の国」。

 これならギリギリ一ヶ月とか頑張ればなんとかなるかも?? ……っていう感じらしい。

 まあ、一番好きなギタリストは犬神のジョニーさんだし、最初に好きになった曲が「黄泉の国」だったからある意味正しい選曲なのか。


 最初はサウスケの曲をと思ったんだけど、ちょっと難易度が高いから無謀だよってことで。

 まあ、本当に予備知識とか全くない(せいぜいyouちゃんの教則DVDが家にあるくらい)私からしたら全部無謀なんだけど。笑。

 イントロだけちょっとなんとなくわかった……ような気がする。汗。


 また教えてもらおっと♪

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2007/06/10 (Sun)
 カ行の発音がなんかエロい……!! 笑。

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2007/06/09 (Sat)
 今更なぜか鳥海浩輔ブームが襲来中。

 ラ・ヴィ・アン・ローズ……。


 早く「純潔デカダンス」ゲットしなきゃ。汗。

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2007/06/08 (Fri)
 JOYSOUNDがマクロス7のキャンペーンをするらしい。何をするつもりなんだ?? 大量入曲なら大歓迎だが。

 マクロスといえばもうすぐ25周年記念ライブとかあるんだよね。
 ちょっと行きたいと思ってしまった……。
 

 そっか無印って私が生まれる前だったんだね。

 私がバンドものでハマったアニメ・漫画といえば、快感フレーズ、あなたとスキャンダル、そしてマクロス7が3強だけど(マクロス7をバンドものと言っていいのかは微妙な線だが 笑)、やっぱりFire Bomberは今聞いてもかっこいいと思うしね。

 バサラの電波っぷりは当時小学生(確か)の私にはかなりのインパクトを残してくれたものだ。笑。


 なんかマクロスシリーズ最新作も制作中だそうで。
 間違いなく唄モノ要素は入れてくれると思うんだけど、無印はアイドル、7はバンド。次は~??

 はっ……オペラ!!?(ぜってー違う)

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2007/06/08 (Fri)
 どうもAcid Black Cherryの活動がイマイチ理解できないというか、嫌い。笑。

 この一年間ずっとyasuが帰ってきてくれるのを待ってたファンがどれだけいると思ってるんだか。

 そこを、いきなりのソロ宣言ってだけでこっちはもやっとしたのに、あげくにその最初のライブが全国シークレットツアーって、私にはさっぱり意味がわからなかった。

 最初はやっぱり、東京でも大阪でもいいからなるべくたくさんのファンが見れるとこで、一年分の寂しさや不安やストレスが報われるような盛大なライブをやってくれたほうが嬉しかった。

 シークレット、っていうスタイルは全然ありだと思うし、どんどんやってくれていいんだけど、何も今じゃなくても……って感じ。


 君たちはこの期におよんでそんなにファンをじらしてどうしようっていうの??



活動自粛

Janne Da Arc復活ライブ

ソロ発表


 の流れなら許せるんだけど、真ん中がなかったからずっともやもやが晴れないんだよなぁ……多分。













 でもSPELMAGICは結構好き……。

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2007/06/08 (Fri)
 とうとう手を出してしまった本編プロローグ。

 【1】~【3】くらいで区切って投下する予定(もっと長くなるかも)。

 今回はまだまだ序盤だけど、いくつかSS#6の謎が解明すると思われる。笑。








「わかりました。もう、お止め致しません。でもいつか、いつの日か必ず」

 涙を飲み込んで、言の葉を紡ぎ出す。

「わたくしをあなた様の花嫁にして下さい……そう、約束して下さい」

 こんなにもこの心を悲しませるのだから。寂しくさせるのだから。

「では、レディ。あなたはいつか、あなたの力でこの伯爵めに会いにいらっしゃい」

「わたくしの……力で?」

「その長い月日の間に、あなたはかけがえのないものをいくつも見付けるでしょう。それを全て手放す覚悟があると認めたなら、私はその時……あなたをさらっていきます」


 あなたがここに残したものは、冷たく光る銀の月。

 そして、たったひとつの約束。












《序章 太陽の国へ -Let's go,Rock'n'Role lady-》【1】









「まあ、編集長様……それは本当でしょうか?」

 新米雑誌記者・森久保日向子(モリクボ・ヒナコ)の前に今大きなチャンスが投じられた。

「そうだ。本来ならまだお前のような新人に任せる仕事じゃないが、特例として、本誌11月号から来年の3月号の5号連続、カラー1P企画を担当してもらうことになった」

「わたくしなどで、本当によろしいのでしょうか……?」

 孫がいてもおかしくない年齢ながら、透けるほどの金色に髪を脱色した、派手な赤いジャケット編集長は、デスクに並べられた企画書を眺めながらさかんに瞬きを繰り返す、それこそ娘のような年齢の部下に、なんとも不安げな眼差しを向けていた。

「俺が聞きたいよ。だが、井上が是非お前にと言うもんだからな」

「……井上……美々(ミミ)様ですか?」

「そう、あたしの推薦だよ。日向子」

 すぐ後ろのデスクで、日向子が最もお世話になっている大先輩が軽く手をひらつかせた。

「あたしの代わりにその企画、あんたにやってほしいんだ」








 その二人連れは揃って美人だったが、随分とミスマッチな取り合わせだった。

 片や褐色に近い肌をルーズなストリート系ファッションで包んだB系ギャル。

 もう一人は150センチあるかないかの小柄な身体に上品な白いスーツが微妙に似合っていない、ほわんとした雰囲気の女性……いや、少女という形容のほうが似合うかもしれない。


 周りの人々の視線を色々な意味で集めながら、二人は紅茶を飲んでいた。

 編集オフィス近くのこの静かなカフェで、昼食をとるのは日向子と美々の定番だった。

「……ってわけよ。ホント大変だった~」

 今日のようにお気に入りの窓際の一番奥が空いていた日などは、それだけでいつもより話が弾む気がした。

「まあ……美々お姉さまは本当にお忙しくていらっしゃいますのね~」

「そ。だから例の企画は日向子に譲ろうと思ってさ」

「けれど、他にももっと重要度の低い仕事がたくさんありますでしょう? なぜこの企画をわたくしに??」

「……別に、ただなんとなく、日向子ならって思っただけ」

 美々はパールのグロスで艶めく唇に苦笑の歪みを持たせる。

「結構ね、クセのあるバンドの取材だから。ある意味、日向子向きだと思う」

「はあ……それはどういう」





「チケットを送った~~ッ!?」




 突然、穏やかな午後を派手にぶち壊す声が、店内に響き渡った。


「迷惑だからあんまり大きい声出さないでくれよ。ただでさえ兄貴の声はよく響くんだから……」

「お前がこんなとこでそんな重大告白をしでかすからだろうが」

「別にいいじゃないか。来たいって言ってるんだから来たって……」


 何やら、日向子たち以上に目立つ二人組がカウンター席に座って言い合いしているようだった。

 日向子と美々からは後ろ姿しか確認できなかったが、男同士なのだが、一人は長い真っ赤な髪を椅子の位置より下まで垂らしていた。
 もう一人は短い黒髪をつんつん立てていて、そこを差し引いても連れより幾らか上背がありそうだった。

 しかし会話の文脈からするとどうやらこちらが兄弟の弟のほうのようだが。


「で、来るのかよ。明日」

「うん……平日だから父さんは無理だけど、母さんは絶対来るって……」

「お前、ちゃんとオールスタンディングだって説明したのかよ。あのババア、途中でくたばっちまうんじゃねェか?」


「まあ……」

 日向子は、短く呟いて、おもむろにカップを置いて立ち上がった。

「日向子……どうした?」

 美々の問掛けには答えず、日向子はすたすたと派手な兄弟(主に兄がだが)が座るカウンター席へ一直線に向かって行った。


「そのお言葉は、いかがなものでしょうか」


 赤い髪の男の横に立っての第一声がそれだった。

「は?」

 男が不機嫌な顔で振り返ると、日向子は一切臆することなく更にこう続けた。

「ご自分のお母様を『ババア』などとお呼びになってはいけませんわ。あまつさえくたばる、などとは冗談でもおっしゃらないほうがいいと、わたくしは思います」

「なんだよ……いきなり。あんた誰だ」

 相手も負けていなかった。

「なんでいきなり見ず知らずの奴に説教されなきゃなんねェんだ」

 普通の女子なら泣いても仕方がないくらいの勢いでにらんできた。

 だが幸か不幸か日向子は普通の女の子ではなかった。

「どうぞ、ご両親を大切になさって下さいね」

 にっこり微笑んで、ぺこりと頭を下げた。

「ではわたくしはこれで」

「は? ……おい」

「……あ、兄貴、とりあえずここ出たほうがいいよ。目立ち過ぎだから」

 完璧に唖然としている二人を残し、日向子は言いたいことだけ言ってくるりと踵を返し、またすたすたと美々の元へ戻って行った。

「日向子、あんた何やってるのよ」

 流石に呆れた顔の美々にも、一点の曇りもない笑みを向ける。

「一日一善ですわ」

「あ、そう……」

 もう早々にツッコむことを断念した美々は、会計を急いで済ませて立ち去ろうとしている兄弟を視線で追った。

「……なんか見覚えあるなぁ。あの二人……」










「……というような一日でしたのよ。雪乃(ユキノ)」

「左様でございますか……」

 高級住宅街を颯爽と滑る艶な黒塗りの超高級車の中に、あの笑顔がまた花開いていた。

「しかしお嬢様、そのように無闇やたらと無鉄砲な行動を取られては危険です。何かあってからでは遅いのですよ」

「まあ……本当に雪乃は心配症ですのね」

 日向子の話相手は、ほとんど表情を変えず、淡々とした慇懃な口調で受答えながらハンドルを握る、眼鏡をかけた黒いスーツの男だった。
 男は、バックミラーに映る、少しふくれた顔の美少女をちらりと見て、また前方に注意を向ける。

「私には、何があってもお嬢様をお守りする責任がありますので」

「そうは言っても、このように毎日送迎してもらっていては、全く独り暮らしの気分が出ませんわ……なんだかずっとお父様に監視されてるみたいですわね」

「……そう思って頂いても差し支えありません。それでお嬢様が自覚を持って下さるなら」

「まあ……雪乃ったら」

 日向子はふくれっ面を解除して、くすくす笑った。

「笑い事ではありません。お嬢様が所属されているマスコミ芸能、音楽業界にはとかく物騒な輩がはびこっているものと聞き及んでおりますゆえ。お嬢様におかれましては、今一度気を引き締めて頂きたく存じます」

「そんなものかしら」

「はい」

 日向子はぐっと伸びをして息を吐いた。

「……ねえ? 雪乃」

「はい」

「雪乃は、小さい頃からなんでもお父様の仰るように、命じられた通りになさってますわよね」

「はい……ご希望に沿える限りはそのように」

「でも何かを、自分の意思と力で、自由にしてみたいとは思ったことはありませんの?」

「……私は今も特に不自由だとは感じておりませんので、何ともお答えし難いですね」

「そう。わたくしはね、ずっと不自由を感じていましたわ。
けれど外で『森久保』と名乗るようになって、以前よりずっと自由な心持ちですのよ……。
『釘宮高槻(クギミヤ・タカツキ)』の令嬢だから、などと誰にも言われずに済みますもの」

 日向子は、バッグから取り出した、立派な革製のケースに収まった社員証を見つめた。
 それは『釘宮日向子』ではなく、『森久保日向子』の社員証だ。

 自由へのパスポート。

「わたくし、お父様に認めて頂くためにも今度のお仕事を、自分の力で絶対に成功させてみせますわ。雪乃も応援していて頂戴」

「……承知致しました」

 黒塗りの外車と遜色のない、超高級マンションの前で停車し、先に降りてドアを開けた雪乃に手を引かれ、 日向子はすとんと地に足をつけた。

「お嬢様、先日お伝えしましたように、申し訳ありませんが明日は私用の為お迎えにあがることができません」

「ええ、よろしくてよ」

「ご迷惑をおかけ致します。では、また明後日伺います」

「はい、ご機嫌よう」

 日向子は軽い会釈をして、マンションの中へと消えて行った。

 姿が見えなくなるまで見送った雪乃は、ひとつ溜め息をついて眼鏡を、外した。

「……あぁ、超しんどかった……」

 ぐったりしたように半眼して、短いダークブラウンの髪に指を突っ込む。

「でも……マジで結構、イタイとこ、ツッコんでくるんだよなぁ……あのコ」

 自嘲的な笑み。

「……ま、いいや。そろそろ着替えてリハ行かないとね」













「伯爵様、日向子は本日、また一歩伯爵様に近付くことが出来たような気が致します」

 若い女の子の独り暮らしにしては無駄に随分と広い3LDK。
 本人はもっと安くて小さい部屋がよかったのだが、父親が用意した部屋を使うというのが、独り暮らし許可の条件のひとつだったので仕方なかった。

 日向子が先月から暮らし始めたこの「城」には、ひとつひとつが、シンプルながら品の良い上質なインテリアや小物が並んでいたが、そんなものは目に入らなくなってしまうほど特徴的な要素があり、初めて入室した人間ならまずは間違いなくそこに驚くだろう。


 どの部屋にも決まって同じ人物のポスターが貼られている。

 中でも、グランドピアノが鎮座したピアノ室には、壁の半面を全て覆うほどの、タペストリータイプの特大ポスターが飾られていて、日向子は帰宅して最初にいつもこのポスターの前に立つのを日課にしていた。

「伯爵様……『高山獅貴(タカヤマ・シキ)』」


 冷たく冴えた眼差しで、ポスターの中からこちらを見つめる、どこか妖しげな微笑の男。
 それが彼女の敬愛して止まない伯爵様だった。
















《つづく》

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2007/06/07 (Thu)
 #6ネタバレ蛇足。

 乙女ゲームCDドラマ等でよくある、ヒロイン不在時の男性陣の話。

 「一体プロローグで何が起きたんだろう??」と関心を持って頂けたら嬉しいなぁと。

 序盤はこのように、一人だけ玄鳥が先走り(笑)、万楼は弟的なスタンスで懐き、有砂は比較的冷ややかな傍観者。
 紅朱は割合友好的ではあるものの、基本的に恋愛感情とはほど遠い。

 そして何故かメンバーと日向子の恋愛をひたすら邪魔しまくる蝉。結構陰湿な手も使ってきます。手段は選ばない男なんで。笑。
 
 攻略対象の一人が、他の人との恋愛を邪魔しまくる(別に恋敵だからというわけでもなく)ってあんまりないよなぁと思って是非やりたかった。

 最終的にはうっかり自分の気持ちがヒロインに傾いてしまって、葛藤する……っていう感じかな。


 今後もSS書いていこうと思うんだけど、どうしようかなあ……次はヒロイン出しちゃおうかなあ??

 番外編もいいんだけど、いっそゲーム本編のシナリオをスペシャルエディション?でノベル化するのも有かなぁ。

 そうすると、日向子が最終的に誰と結ばれるかってところが問題になるがね。普通に考えれば紅朱だけどね。別に紅朱じゃなくてもいい。

 学生の頃で、ここが教室や部室ならとりあえずキャラ表とここまでのノベル回して、「誰がいいと思う~?」とか聞いて回るとこなんだけど。
 最近私の周りには女ヲタが少なくなってしまって、非常に参考意見を取り入れ辛いのよね~。
 ここでこうやって書いてても反応してくれるのなゆきさんくらいだしね(忙しいのにいつもありがとね)。笑。
 どんどん自分の自己満足の世界に突入していきそうでまずい状況だ。

 読んでくれてる友達とかいたら直メでも、会った時でもご意見を聞かせて頂けると嬉しいです☆


 なんかこことは別に「太陽の国(仮)」専用ブログ作ったほうがいいのかなぁと思ったりとか。
 それでしかるべきリンクとかに登録して人の目に触れるようにしようかなぁ。

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2007/06/06 (Wed)
 またSSを書いてしまった。しかもちょっと実験的?
 本編プロローグと第一章の間くらいの出来事。それをプロローグより先に書いて公開。笑。

 ゲーム開始時点でのメンバーたちのヒロインに対するスタンスはこんな感じ。
 感想お待ちしてまーす。

















「はいはい、リズム隊しゅーごー!」

 つき抜けるような、耳に優しくない声がスタジオにこだました。

「どうしたの? 蝉。お菓子くれるの??」

「……まったく、やかましい奴やな」

 「リズム隊」とくくられた二人は片や不思議そうに、片や迷惑そうに声の主を振り返った。

「はいはい、とにかくこっち来るの~!!」

 蝉は、万楼と有砂を半ば無理矢理引っ張って、スタジオの外の自販機の横に並べた。

 そしておもむろに、二人を指差してこう言い放った。

「言っとっケド! キミたち絶対に、あのお嬢様記者ちゃんに手ー出しちゃダメだから!」








《僕たちは、彼女と出会った》













「え?? 何それ」

「薮から棒に……何ゆーとんねん。ジブン」


 お嬢様記者といえば、この間のイベントライブで楽屋まで直接取材交渉にやってきた、かなり風変わりな新米雑誌記者のことに違いないが……。

「あのお姉さんに手を出しちゃダメってどういうこと? 蝉、あのお姉さんが好きなの?」

 万楼の問いには首を横にしつつも、蝉は柄にもない難しい顔をして頭をかいた。

「いや……そーゆーんじゃなくて、さ。おれ的に、あのコになんかあるとヤバイっていうかぁ……路頭に迷うっていうかぁ、むしろ殺されかねないわけよ」

「……はあ?」

 有砂はいぶかしげに眉をひそめる。

「……ジブンの知ってるオンナやったんか? アレ。こないだはジブン、顔見るなり逃げ出しとったみたいやったけど」

 蝉はいよいよバツの悪い顔つきで、視線を泳がせる。

「……よっちんには昔、話したじゃん……例の……ほら」

「例の……って、まさかあれが、ジブンの?」

「そゆこと」

「ねえ、何の話?」

 一人だけ蚊帳の外にされてしまった万楼が二人を交互に見る。

 有砂は一つ溜め息をつくと、

「大人の事情や」

 めんどくさそうに呟いた。

「……蝉はどうなっても別にかまへんけど、流石にそんな厄介なオンナはオレもお断りや。……万楼もやめとき」

「んー……よくわからないけど、わかった」

 
 これ以上ないくらい曖昧な返答ではあったが、蝉は一応安堵の表情を浮かべた。
 しかし万楼は、こう続ける。

「でもさ、お姉さんと友達にだったらなってもいい?」

「え?」

「これから半年間も色々取材しに来るんだしさ、仲良くなるのはいいでしょう? 遊んだりとかして」

 蝉は少し首をひねったが、

「ま、万楼ならいいケドさ……」

 と譲歩し、

「よっちんは不可で」

 とキッパリ言い捨てた。

「……なんや人を危険人物扱いしよって。別にオレはああいうタイプ興味ないし、困らへんけどな」

「よし、じゃあそれで二人は、オッケーってことで」

 蝉は「二人は」のところに意識的にアクセントをつけた。そしてゆっくり後ろを振り返る。
 その意味を察したリズム隊は揃って視線を同じ方向へシフトする。

「うん、ボクたちはいいとして……」

「あれは一体どうするつもりや? 蝉」

「……ソレが問題だよね~……やっぱ」

 あれだソレだと囁かれている問題の人物は、三人のすぐ近く、ロビーのあまり座り心地のよろしくない長椅子の端に座って、壁に頭を預けるようにしながらぼんやりしていた。

 ぱっと見ただけではうたた寝でもしているかのようだが、よく見るとたまに溜め息をついたりしている。

「あれからずっとあの調子だもんね……玄鳥は」

「……一応、ギター持ってる時はいつも通りなんやけどな」

「……やっぱ心を鬼にしてあいつにも言っとかないとだよなぁ」

 蝉は、よし、と心の中で決意を固めた。

「玄鳥! ちょっとオマエもこっち来て!」

「……」

「ノーリアクションだね」

「聞こえてへんな。完全に」

 呆れているのか楽しんでいるのかよくわからない二人を横目に、蝉は再度呼び掛けを試みる。

「おーい! 玄鳥~!?」

「……」

「もしもしぃ? 浅川さん家の綾くん!?」

「……」

「あ、日向子ちゃんだ」

「えぇっ!? ひ、日向子さん!!?」

 玄鳥はそれまでが嘘のような素晴らしい反射速度で完全に声を裏返らせながら、半分前のめりで椅子から飛び上がった。

「いるわけないじゃん、こんなとこに。マジ重症って感じ……可哀想に」

「……蝉、さん?」

 玄鳥はようやく我に返ったように蝉のほうを見た。

「重症って、何の話ですか??」

「……オマエのコトだって」

 ぽかんとしている玄鳥。そこまでの一連の流れを見ていた万楼が、ふと口を開いた。

「大丈夫、ボクは玄鳥を応援するからね」

「え? 何?」

「玄鳥と記者のお姉さんは結構お似合いだと思うよ」

「……ッ」

 瞬時に、玄鳥の顔はあまりにもわかりやすく色付いた。

「……お似合いって……そんな……俺は別に」

「遅れてきた春か……よかったやないか」

 有砂がふっと小さく笑った。

 玄鳥は何か言い返そうとしていたが、それより早く蝉が動いた。

「ちょっ、二人ともそんな発破かけるみたいなコト言っちゃダメじゃん! これ以上本気んなっちゃったらどーするワケ!?」

「本気……?」

 玄鳥がぽつりと反芻した。

「え? だってボクは手を出さない約束はしたけど、他の人の恋路を応援しちゃいけないとは別に言われてないし」

「恋路……?」

 まるで初めて聞いた言葉のように、玄鳥は繰り返す。

「ダメに決まってんじゃん!!」

「……まあ、そんなに目くじら立てることないんちゃうか。温かく見守ったれや……玄鳥がオンナに惚れるなんて滅多にないことやしな」

「……惚れ……あっ」

 そして玄鳥はまるで長い夢が覚めたような顔で呟いた。

「そうか……俺は今……恋してるのか……」


 体感時間にして10秒、実際には2秒半ほどの沈黙のあと、三種類の笑い声がロビーに響き渡った。

「……え?」

「あははははは、玄鳥面白すぎるよ!」

「くく……らしいねんけどな、そういうとこが」

「うひはははっ……! ハラいてーっ……やばい、超名言!」

「……あの、なんで笑われてるんだか全然わかんないんですけど……とりあえず怒っていいですか?」

 若干引きつっている玄鳥をよそに三人は笑いが収まるまで一頻り大騒ぎしていた。

 なんとか落ち着いたところで、蝉は軽く咳払いして、不機嫌な顔の玄鳥の肩に手を置いた。

「残念だケド相手が悪すぎるから。高嶺の花ってのはわかるっしょ? マジで諦めたほうがいいんじゃない?」

「……蝉さんって、一体あの人のなんなんですか……?」

「それは……」

 打ち明けるべきか。

 打ち明けざるべきか。

 蝉が躊躇っているうちに、


「騒ぐんなら中で騒げよ……迷惑な団体だな」

 コンビニまで出かけていた紅朱が、ビニール袋を引っ掛けながら戻ってきた。

「建物の外まで笑い声が聞こえてたぞ。何かあったのか?」

 その問いだけで、先程の玄鳥の発言を思いだし、三人は吹き出しそうになるのを必死で堪えるはめになった。

「た、大したことじゃないから。兄貴は気にしなくていいよ」

 玄鳥は三人を恨めしげに見やりながらもごまかしにかかった。
 この上実兄にまで爆笑されてはたまったものではない。

「ま、なんでもいいけどな……それよりお前ら、俺はこの後用事が出来ちまったから、ちょっと抜けさせてもらう。楽器隊だけで練習続けててくれ」

「用事? 随分急だね、リーダー。何かあった?」

「ああ、大した用じゃないんだが、ちょっと森久保日向子の家に行ってくる」




「は??」




 一瞬にして、その場にいた全員が言葉を失った。

「別にいいってのに、この前の礼に持ってけって、実家から野菜が大量に送られてきちまって」

 紅朱はその空気を察することなく平然と、話し続ける。

「しょうがねェから明日か明後日にでも届けようと思って連絡したら、今日しか都合が合わねェって言うから」

「……兄貴、日向子さんの連絡先、知ってたんだ……?」

「あ? おお、帰り際に携帯教えてったからな。それがどうかしたか?」

「……」

 玄鳥は苦手な刺激の強いガムを大量に口に放り込まれたような顔で軽くよろめいた。

「……おい、しっかりせいや」

「ほら、紅朱はリーダーじゃん! だからなんだって!」

 左右両脇から思わず支えてしまう有砂と蝉。

 それでもまだ紅朱はなんにも気付いていなかった。

「しかし、あの女も随分気に入られたもんだよな。野菜と一緒に入ってたババアの手紙に『あんな素敵なお嬢さんがお前のお嫁さんになってくれたらいいのに』とか書いてあってよ……わけわかんねェ」


「……母さんまで……あぁ……俺、もう無理かも……」

「玄鳥しっかりして。ボクが応援してあげるから」

「……なんでこんなに色恋に鈍感な奴がラブソングとか書けるんやろ……」

「ヤバイじゃん、こんなとこに伏兵がいるとは……」

「は?? お前ら何言ってんだ??」






 それはまだ始まったばかりの、あるラブストーリーの小さな欠片だった。















《END》

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2007/06/05 (Tue)
 紅朱。
 浅川兄弟はなにげにちょっと猫目だね。

 ちょっと人外っぽい感じにしたくて……。いや、普通の人間なんだけどさ。笑。



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2007/06/05 (Tue)
 キーボード・蝉くん。

 なかなか自分で気に入ったかも。笑。

 一見お笑い担当のキレンジャーだけど、それだけでは終わらない男。多分。



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