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プロフィール
HN:
麻咲
年齢:
41
性別:
女性
誕生日:
1983/05/03
職業:
フリーター
趣味:
ライブ、乙女ゲーム、カラオケ
自己紹介:
好きなバンド
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
シド
Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
janne Da Arc
Angelo
犬神サーカス団
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Sound Schedule
PIERROT
angela
GRANRODEO
Acid Black Cherry 他
好きな乙女ゲームとひいきキャラ
アンジェリークシリーズ(チャーリー)
遙かなる時空の中でシリーズ(無印・橘友雅、2.藤原幸鷹、3.平知盛、4・サザキ)
金色のコルダシリーズ(1&2・王崎信武、3・榊大地、氷渡貴史)
ネオアンジェリーク(ジェット)
フルハウスキス(羽倉麻生)
ときめきメモリアルGSシリーズ(1・葉月珪、2・若王子貴文)
幕末恋華シリーズ(大石鍬次郎、陸奥陽之助)
花宵ロマネスク(紫陽)
Vitaminシリーズ(X→七瀬瞬、真田正輝、永田智也 Z→方丈慧、不破千聖、加賀美蘭丸)
僕と私の恋愛事情(シグルド)
ラスト・エスコート2(天祢一星)
アラビアンズ・ロスト(ロベルト=クロムウェル)
魔法使いとご主人様(セラス=ドラグーン)
危険なマイ★アイドル(日下部浩次)
ラブマジ(双薔冬也)
星空のコミックガーデン(轟木圭吾)
リトルアンカー(フェンネル=ヨーク)
暗闇の果てで君を待つ(風野太郎)
ラブΦサミット(ジャン=マリー)
妄想彼氏学園(神崎鷹也) 他
バイト先→某損保系コールセンター
アクセス解析
2008/02/13 (Wed)
雑記
先日職場の飲みの二次会でカラオケに行った時、いつも自作漫画を読んでくれている一人(♂)がドラゴンボールの歌(主題歌のみならずイメージソングも)を立て続けに歌っていて、自然にドラゴンボールの話になったんだが。
彼曰くドラゴンボールの良さはほとんど女性が矢面に立たないところらしい。
確かにクリリンの嫁とかは人間じゃないから別にして、重大な局面ではあまり女子は戦闘に加わらないよなあ。
本来戦闘要員ではないわけです。
「女の子は守ってあげる対象だから、戦いには参加しなくていいんだ」というのが彼の主張。
ふむ。
賛否の分かれそうな発言ですが、まさしく少年漫画的な発想だと思いました。
私個人の意見は逆だけど(戦うヒロイン大好き)、世の男性諸君はそのくらいの気概でいてもらったほうがいいかもね。
私はセーラームーンに洗脳されて育った人間なので(笑)、女の子もガンガン戦い、男の子はピンチになった時に駆け付けて薔薇を投げてくれればいいと思います。
まあ、あの仮面の人はもうちょっと戦えよ、と思うけど。
なんで正体バレてからもピンチにならないと加勢しないんだ。
よく捕まるし、よく洗脳されるし。とんだ足手まといだぜ。爆。
ちょっとウサミミ仮面とか見習えよ。
でもサモエド仮面は見習うな。
彼曰くドラゴンボールの良さはほとんど女性が矢面に立たないところらしい。
確かにクリリンの嫁とかは人間じゃないから別にして、重大な局面ではあまり女子は戦闘に加わらないよなあ。
本来戦闘要員ではないわけです。
「女の子は守ってあげる対象だから、戦いには参加しなくていいんだ」というのが彼の主張。
ふむ。
賛否の分かれそうな発言ですが、まさしく少年漫画的な発想だと思いました。
私個人の意見は逆だけど(戦うヒロイン大好き)、世の男性諸君はそのくらいの気概でいてもらったほうがいいかもね。
私はセーラームーンに洗脳されて育った人間なので(笑)、女の子もガンガン戦い、男の子はピンチになった時に駆け付けて薔薇を投げてくれればいいと思います。
まあ、あの仮面の人はもうちょっと戦えよ、と思うけど。
なんで正体バレてからもピンチにならないと加勢しないんだ。
よく捕まるし、よく洗脳されるし。とんだ足手まといだぜ。爆。
ちょっとウサミミ仮面とか見習えよ。
でもサモエド仮面は見習うな。
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2008/02/11 (Mon)
一次創作関連
楽屋からステージに抜ける短い通路で、日向子は不意に前を歩く背中に尋ねた。
「調子はいかがですか? 万楼様」
「うん、まずまずかな。リハで音出してみないとちょっと何とも言えないけど……やっぱりボク、今日はいつもより緊張しているかもしれない」
その言葉の通り、ほんの少しだけこわばった表情で、美少年から美青年に脱皮しつつある若いベーシストは首をひねって振り返り、しかし精一杯強く微笑んだ。
「でも大丈夫、ボクは本番に強いほうだからね」
訪れた決戦の日。
ライブ本番はもうすぐそこまで迫っていた。
《第12章 君に光が射すように -Love Songs-》【3】
「確かに万楼は大舞台でもそれほど緊張しないタイプだよね~。おれなんかもうすでに心臓バクバクなんですケド~?」
先を行く蝉が愚痴めいた呟きを漏らす。
「でもまあ、今回はさぁ、普通の対バン形式じゃないだけまだいいかも。
おれ、対バン相手のリハの音とか聞いちゃうとマジダメなワケよ!」
緊張をまぎらわせたいのか、いつもより大声且つ早口になりつつある蝉に、万楼は小さく笑う。
「眼鏡かけとけばいいんじゃないの。雪乃さんになってれば平気かもよ」
「いや……流石にそれはちょっと。近頃、雪乃にばっかりいいとこ持ってかれてる気がするし~?
おれもちょっと頑張んないとね」
「……それ、なんか変だよ」
「いいの!」
「うふふ」
heliodorのお祭り担当二人のやりとりに、実はメンバーに負けないくらい緊張していた日向子も思わず笑ってしまう。
通路の端、ステージに袖まで着いた時、そのまま一度ステージに出た蝉が何故か慌てて逆走してきて、そのまま万楼にぶつかった。
「うわっ、危ないよ蝉!」
「ごめんっ……てゆーかそれどころじゃなくて……!!」
蝉は完全に取り乱した様子で万楼の後ろに佇む日向子を凝視した。
「よ、よよよ、呼んだの? 日向子ちゃんが呼んだのっ!?」
「はい??」
何のことやらさっぱりわからずに小首を傾げる日向子。
「ちょ、ちょっと来て。そぉっと覗いてみて」
蝉は万楼と日向子の手を引いて、袖から向こう側を覗かせた。
次の瞬間。
万楼はぽかん、と口を開けたままそちらを見つめて立ち尽くし、日向子は思わず「そぉっと」ではなく大きな声を上げてしまった。
「おっ、お父様~!?」
「うぁ、ちょ、日向子ちゃん!!」
うろたえる蝉をよそにそのままステージに進み出た日向子は、何故か開場前だというのにステージの下にすっくと立っている、およそこの場所になじまない人物……実の父親に向かって駆け寄る。
ステージから危なっかしい動作で飛び降り、柵をくぐってすぐ側まで来た。
「お父様、何故このようなところに……?」
高槻は、相変わらず愛想のかけらもない鋭い眼差しを日向子に向ける。
「……私は近くまで来て帰るつもりだったが。彼が、良ければ見ていかないかと言うのでな」
高槻の視線の動きを追い掛けると、そこにはドラムセットを調整中の有砂がいた。
有砂はまるでこちらのやりとりが目に入っていないかのように漂々と作業を続けていく。
「有砂様が……? いえ、それよりも何故お父様が、このような場所に?」
高槻は、半分万楼の後ろに隠れるようにしてやっと姿を見せた蝉を見やった。
いくらとうに知られている裏の顔とはいえ、ウイッグをつけて派手な服装やメイクをした姿を師の前に晒すのは相当勇気がいるようだった。
高槻も神妙な顔付きになっていたが、
「……漸」
威厳のある声で呼び掛ける。
「は、はぃっ」
万楼から離れてきちっと気を付けをする蝉。
きちっとしようとしても雪乃モードの時のようにはいかず、何とも滑稽な雰囲気をかもし出しており、日向子を除く二人は思わず気付かれないように軽く吹いた。
「小原から高山のバンドと勝負をすると聞いたが本当か?」
「あ、はい……そぉです。今日は本人は不参加ですけど、高山さんがプロデュースしたバンドと……」
「勝てそうなのか」
「えっと……」
妙に淡々と投げ掛けられる問いに、今にも蝉の額からは冷や汗が滴り落ちてきそうだ。
蝉はちらりと日向子を見やり、一つ息をついて呼吸を整えて答える。
「負けれません」
高槻は一度目を細めたかと思うと、その目を少し見開くようにしてキッパリと告げた。
「ならば、釘宮の名に賭けて全力でかかれ」
「え? ……あ、はい」
わけもわからず熱い激励を受けて、わけもわからず頷く蝉。
日向子はふと呟く。
「……もしやお父様。伯爵様に後継者候補のお話を拒まれたことをまだ……」
「下世話な言い方をするものじゃない」
高槻はピシャリと言い放ち、更に続けた。
「だが、一度くらいはあの男にも敗北の味を教えてやらねばなるまい」
「おお、いいこと言うじゃねェか。流石は日向子の親父さんだ」
同意しながらロビーと繋がるドアをくぐったのは紅朱だった。
「言われなくても全力でかかるし、絶対に俺たちが勝つから心配いらねェよ」
紅朱の物言いは大変粗暴で、礼を欠いた口調であったが、高槻は特に機嫌を悪くしたふうでもなく(素の状態でも一般の感覚では機嫌が悪そうな顔だが、実際はいたって普通の状態である)、
「頼もしいことだ」
と短く呟いた。
高槻は紅朱のことを気に入っているらしい……そう確信した日向子は、やはり二人の間には共鳴する部分があるのだと感じていた。
一方、蝉は途方に暮れたような顔で立ち尽くす。
「……プレッシャーだ……」
「蝉ってば……」
万楼はそれをクスリ、と笑い飛ばす。
「蝉としていいところ見せるんでしょう? 先生にも見てもらえばいいじゃない。
ボクは、高山獅貴がどうとかって建前で、先生はお姉さんや蝉のこと、ようやく理解して認めてくれたからここに来てくれたんだと思うよ」
「え?」と蝉や日向子が当の高槻に視線を向けると、高槻は大きく咳払いをした。
「……練習を邪魔したようだな。これで失礼する」
「お父様」
そのまま去ろうとする高槻に駆け寄り、日向子はそっと囁いた。
「開演時間は6時ですわ。後ろの壁際なら比較的ゆっくり見られると思いますの……だから、見に来て下さいますか?」
高槻は日向子を見下ろし、その厳しい眼光にわずかに柔らかな色を浮かべた。
「……そのつもりだ」
「お父様……!!」
感極まって、人目も気にせず、少女のようにはしゃぎながら、日向子は高槻の腕に抱きついた。
「っ、日向子!……やめないか」
「うふふふ」
外野もつられて微笑んでしまうような、幸せな光景だった。
万楼はにこにこしながら、有砂のドラムに歩み寄る。
「……憎い演出ですなー、ダンナ」
「何キャラや、ジブンは」
呆れた口調でボソリとツッコミを入れる有砂だったが、高槻を見送る日向子を後ろから見守る眼差しには、やはり満足したような穏やかさが見てとれた。
万楼は少し身を乗り出すようにして、そんな有砂の耳元近くに囁いた。
「ねえ、有砂……結構、本気だよね?」
有砂は視線を前方に向けたままで、薄く笑った。
「……遊びならもっとええオンナ選ぶわ」
「なるほどね」
リズム隊がそんな会話を交していることも露知らず、日向子は緊張などどこへやらの上機嫌でメンバーを振り返った。
「さて、皆様はリハーサルですわね。わたくしは少し外しますわ。
……どうぞ頑張ってくださいませ!」
後ろから微かに響いてくるリハーサルの音漏れを聞きながらライブ会場を出た日向子は、すぐ近くから響いてくるもう1つの演奏に気付き、立ち止まった。
それは隣接する会場から漏れてくるBLA-ICAの音に他なかった。
「玄鳥様……」
最後に見つめたあの寂しげな瞳が思い出されて、息苦しくなる。
heliodorの4人は、プレッシャーなど吹き飛ばし、最大限のプレイをするだろう……日向子はそう確信していた。
勝負の結末がどうなるにしろ、出せる限りの力を出しきるに違いない。
それは玄鳥も……そして玄鳥の仲間たちも同じだろう。
両者を決戦へと導いたのは他でもない、日向子だった。
そうするしかないと思った……だがやはり、複雑な感情を抱かずにはいられない。
heliodorには勝ってほしい……だが、heliodorが勝つということは玄鳥が負けることだ。
そんな当たり前のことが今更せつなくなってくる。
「日向子」
ふと呼び掛けられて我に返る。
いつからそこにいたのか、美々がすぐ側に立っていた。
「……大丈夫?」
「わたくしは……なんだか情緒不安定になってしまっているようですわ。
さっきまで元気いっぱいだったのに、不意にまた苦しくなってきて……」
素直に心情を打ち明ける日向子に、美々は包み込むように優しく微笑した。
「最後に選ぶのは、彼らだよ。
……彼らが出す答えを信じてみるしかない。
どうしても納得がいかなければ、納得するまで問いつめたっていい。
別に、今日で何もかもが終わってしまうわけじゃないんだよ」
「美々お姉さま……」
美々はぽんと日向子の肩を叩いて、耳元で囁いた。
「どうしても怖いなら、好きな人の顔でも思い浮かべてたら??」
「えっ……あ」
日向子の微妙な表情を読み取った美々は意地悪く目を半眼する。
「ちょっと~、今誰の顔が浮かんだわけ? 教えないとくすぐっちゃうわよっ」
「お、お姉さまっ、きゃ」
後ろから抱きつくようにして脇腹をくすぐろうとする美々から逃れようとバタバタしながら、日向子はたった今脳裏をよぎった面影を再度心に映し出した。
好きな人、と言われて自然に思い浮かんだ人。
その人のことを思うことで、その人との思い出を辿ることで、本来の自分を取り戻していけるような気がした……。
「こら~、日向子っ、薄情しろ~」
「もう、お姉様ったら……ふふふ」
その時、不意にポケットの中で日向子の携帯が振動し、着信を告げた。
流石に美々も拘束を解き、日向子は携帯を取り出したが、サブウインドウに表示された名前に表情をまた一変する。
「伯爵様……?」
「よくいらっしゃいました」
伯爵はふっと、特徴的な微笑を刻む。
「他の方々は反対したのではなかったかな?」
「最初は少し……けれどわかって頂けましたから」
ライブ本番を前にしての不意打ちの着信。
高山獅貴が日向子を呼び出したのは、とあるビルの一室だった。
「ここが本日のライブの特等席……というわけですのね」
学校の教室ほどの広さの一室には、3、4人がゆったり座れそうな革ばりの上等な椅子と、アルコールの類や何品かの料理が並んだテーブル、大きな液晶のモニターが2つ壁の1面に広がっており、部屋中に設置された音響装置があった。
ちょっとしたホームシアターのようだ。
高山獅貴は椅子の中央に日向子をエスコートし、自らもその傍らに座った。
「間違いなく特等席ですよ……BLA-ICAとheliodor、両方のステージを同時に見られるのはこの部屋だけなのだから」
日向子は黙って首を縦にした。
ライブ本番を自分が用意した部屋で一緒に見ないか、と誘われた日向子は迷いながらもその誘いを受け入れた。
もちろんheliodorのメンバーにも説明して理解を得た。
やはりどうしても見ておきたかったのだ。
heliodorだけではなく、玄鳥のステージも。
そうでなくては彼等の決戦を見届けることにはならないような気がした。
「……私には全てを見届ける義務があり、あなたには全てを見届ける権利があります……」
高山獅貴の感慨深げな囁きに、日向子は再度首を上下した。
「……見届けます。ここで、全て」
《つづく》
「調子はいかがですか? 万楼様」
「うん、まずまずかな。リハで音出してみないとちょっと何とも言えないけど……やっぱりボク、今日はいつもより緊張しているかもしれない」
その言葉の通り、ほんの少しだけこわばった表情で、美少年から美青年に脱皮しつつある若いベーシストは首をひねって振り返り、しかし精一杯強く微笑んだ。
「でも大丈夫、ボクは本番に強いほうだからね」
訪れた決戦の日。
ライブ本番はもうすぐそこまで迫っていた。
《第12章 君に光が射すように -Love Songs-》【3】
「確かに万楼は大舞台でもそれほど緊張しないタイプだよね~。おれなんかもうすでに心臓バクバクなんですケド~?」
先を行く蝉が愚痴めいた呟きを漏らす。
「でもまあ、今回はさぁ、普通の対バン形式じゃないだけまだいいかも。
おれ、対バン相手のリハの音とか聞いちゃうとマジダメなワケよ!」
緊張をまぎらわせたいのか、いつもより大声且つ早口になりつつある蝉に、万楼は小さく笑う。
「眼鏡かけとけばいいんじゃないの。雪乃さんになってれば平気かもよ」
「いや……流石にそれはちょっと。近頃、雪乃にばっかりいいとこ持ってかれてる気がするし~?
おれもちょっと頑張んないとね」
「……それ、なんか変だよ」
「いいの!」
「うふふ」
heliodorのお祭り担当二人のやりとりに、実はメンバーに負けないくらい緊張していた日向子も思わず笑ってしまう。
通路の端、ステージに袖まで着いた時、そのまま一度ステージに出た蝉が何故か慌てて逆走してきて、そのまま万楼にぶつかった。
「うわっ、危ないよ蝉!」
「ごめんっ……てゆーかそれどころじゃなくて……!!」
蝉は完全に取り乱した様子で万楼の後ろに佇む日向子を凝視した。
「よ、よよよ、呼んだの? 日向子ちゃんが呼んだのっ!?」
「はい??」
何のことやらさっぱりわからずに小首を傾げる日向子。
「ちょ、ちょっと来て。そぉっと覗いてみて」
蝉は万楼と日向子の手を引いて、袖から向こう側を覗かせた。
次の瞬間。
万楼はぽかん、と口を開けたままそちらを見つめて立ち尽くし、日向子は思わず「そぉっと」ではなく大きな声を上げてしまった。
「おっ、お父様~!?」
「うぁ、ちょ、日向子ちゃん!!」
うろたえる蝉をよそにそのままステージに進み出た日向子は、何故か開場前だというのにステージの下にすっくと立っている、およそこの場所になじまない人物……実の父親に向かって駆け寄る。
ステージから危なっかしい動作で飛び降り、柵をくぐってすぐ側まで来た。
「お父様、何故このようなところに……?」
高槻は、相変わらず愛想のかけらもない鋭い眼差しを日向子に向ける。
「……私は近くまで来て帰るつもりだったが。彼が、良ければ見ていかないかと言うのでな」
高槻の視線の動きを追い掛けると、そこにはドラムセットを調整中の有砂がいた。
有砂はまるでこちらのやりとりが目に入っていないかのように漂々と作業を続けていく。
「有砂様が……? いえ、それよりも何故お父様が、このような場所に?」
高槻は、半分万楼の後ろに隠れるようにしてやっと姿を見せた蝉を見やった。
いくらとうに知られている裏の顔とはいえ、ウイッグをつけて派手な服装やメイクをした姿を師の前に晒すのは相当勇気がいるようだった。
高槻も神妙な顔付きになっていたが、
「……漸」
威厳のある声で呼び掛ける。
「は、はぃっ」
万楼から離れてきちっと気を付けをする蝉。
きちっとしようとしても雪乃モードの時のようにはいかず、何とも滑稽な雰囲気をかもし出しており、日向子を除く二人は思わず気付かれないように軽く吹いた。
「小原から高山のバンドと勝負をすると聞いたが本当か?」
「あ、はい……そぉです。今日は本人は不参加ですけど、高山さんがプロデュースしたバンドと……」
「勝てそうなのか」
「えっと……」
妙に淡々と投げ掛けられる問いに、今にも蝉の額からは冷や汗が滴り落ちてきそうだ。
蝉はちらりと日向子を見やり、一つ息をついて呼吸を整えて答える。
「負けれません」
高槻は一度目を細めたかと思うと、その目を少し見開くようにしてキッパリと告げた。
「ならば、釘宮の名に賭けて全力でかかれ」
「え? ……あ、はい」
わけもわからず熱い激励を受けて、わけもわからず頷く蝉。
日向子はふと呟く。
「……もしやお父様。伯爵様に後継者候補のお話を拒まれたことをまだ……」
「下世話な言い方をするものじゃない」
高槻はピシャリと言い放ち、更に続けた。
「だが、一度くらいはあの男にも敗北の味を教えてやらねばなるまい」
「おお、いいこと言うじゃねェか。流石は日向子の親父さんだ」
同意しながらロビーと繋がるドアをくぐったのは紅朱だった。
「言われなくても全力でかかるし、絶対に俺たちが勝つから心配いらねェよ」
紅朱の物言いは大変粗暴で、礼を欠いた口調であったが、高槻は特に機嫌を悪くしたふうでもなく(素の状態でも一般の感覚では機嫌が悪そうな顔だが、実際はいたって普通の状態である)、
「頼もしいことだ」
と短く呟いた。
高槻は紅朱のことを気に入っているらしい……そう確信した日向子は、やはり二人の間には共鳴する部分があるのだと感じていた。
一方、蝉は途方に暮れたような顔で立ち尽くす。
「……プレッシャーだ……」
「蝉ってば……」
万楼はそれをクスリ、と笑い飛ばす。
「蝉としていいところ見せるんでしょう? 先生にも見てもらえばいいじゃない。
ボクは、高山獅貴がどうとかって建前で、先生はお姉さんや蝉のこと、ようやく理解して認めてくれたからここに来てくれたんだと思うよ」
「え?」と蝉や日向子が当の高槻に視線を向けると、高槻は大きく咳払いをした。
「……練習を邪魔したようだな。これで失礼する」
「お父様」
そのまま去ろうとする高槻に駆け寄り、日向子はそっと囁いた。
「開演時間は6時ですわ。後ろの壁際なら比較的ゆっくり見られると思いますの……だから、見に来て下さいますか?」
高槻は日向子を見下ろし、その厳しい眼光にわずかに柔らかな色を浮かべた。
「……そのつもりだ」
「お父様……!!」
感極まって、人目も気にせず、少女のようにはしゃぎながら、日向子は高槻の腕に抱きついた。
「っ、日向子!……やめないか」
「うふふふ」
外野もつられて微笑んでしまうような、幸せな光景だった。
万楼はにこにこしながら、有砂のドラムに歩み寄る。
「……憎い演出ですなー、ダンナ」
「何キャラや、ジブンは」
呆れた口調でボソリとツッコミを入れる有砂だったが、高槻を見送る日向子を後ろから見守る眼差しには、やはり満足したような穏やかさが見てとれた。
万楼は少し身を乗り出すようにして、そんな有砂の耳元近くに囁いた。
「ねえ、有砂……結構、本気だよね?」
有砂は視線を前方に向けたままで、薄く笑った。
「……遊びならもっとええオンナ選ぶわ」
「なるほどね」
リズム隊がそんな会話を交していることも露知らず、日向子は緊張などどこへやらの上機嫌でメンバーを振り返った。
「さて、皆様はリハーサルですわね。わたくしは少し外しますわ。
……どうぞ頑張ってくださいませ!」
後ろから微かに響いてくるリハーサルの音漏れを聞きながらライブ会場を出た日向子は、すぐ近くから響いてくるもう1つの演奏に気付き、立ち止まった。
それは隣接する会場から漏れてくるBLA-ICAの音に他なかった。
「玄鳥様……」
最後に見つめたあの寂しげな瞳が思い出されて、息苦しくなる。
heliodorの4人は、プレッシャーなど吹き飛ばし、最大限のプレイをするだろう……日向子はそう確信していた。
勝負の結末がどうなるにしろ、出せる限りの力を出しきるに違いない。
それは玄鳥も……そして玄鳥の仲間たちも同じだろう。
両者を決戦へと導いたのは他でもない、日向子だった。
そうするしかないと思った……だがやはり、複雑な感情を抱かずにはいられない。
heliodorには勝ってほしい……だが、heliodorが勝つということは玄鳥が負けることだ。
そんな当たり前のことが今更せつなくなってくる。
「日向子」
ふと呼び掛けられて我に返る。
いつからそこにいたのか、美々がすぐ側に立っていた。
「……大丈夫?」
「わたくしは……なんだか情緒不安定になってしまっているようですわ。
さっきまで元気いっぱいだったのに、不意にまた苦しくなってきて……」
素直に心情を打ち明ける日向子に、美々は包み込むように優しく微笑した。
「最後に選ぶのは、彼らだよ。
……彼らが出す答えを信じてみるしかない。
どうしても納得がいかなければ、納得するまで問いつめたっていい。
別に、今日で何もかもが終わってしまうわけじゃないんだよ」
「美々お姉さま……」
美々はぽんと日向子の肩を叩いて、耳元で囁いた。
「どうしても怖いなら、好きな人の顔でも思い浮かべてたら??」
「えっ……あ」
日向子の微妙な表情を読み取った美々は意地悪く目を半眼する。
「ちょっと~、今誰の顔が浮かんだわけ? 教えないとくすぐっちゃうわよっ」
「お、お姉さまっ、きゃ」
後ろから抱きつくようにして脇腹をくすぐろうとする美々から逃れようとバタバタしながら、日向子はたった今脳裏をよぎった面影を再度心に映し出した。
好きな人、と言われて自然に思い浮かんだ人。
その人のことを思うことで、その人との思い出を辿ることで、本来の自分を取り戻していけるような気がした……。
「こら~、日向子っ、薄情しろ~」
「もう、お姉様ったら……ふふふ」
その時、不意にポケットの中で日向子の携帯が振動し、着信を告げた。
流石に美々も拘束を解き、日向子は携帯を取り出したが、サブウインドウに表示された名前に表情をまた一変する。
「伯爵様……?」
「よくいらっしゃいました」
伯爵はふっと、特徴的な微笑を刻む。
「他の方々は反対したのではなかったかな?」
「最初は少し……けれどわかって頂けましたから」
ライブ本番を前にしての不意打ちの着信。
高山獅貴が日向子を呼び出したのは、とあるビルの一室だった。
「ここが本日のライブの特等席……というわけですのね」
学校の教室ほどの広さの一室には、3、4人がゆったり座れそうな革ばりの上等な椅子と、アルコールの類や何品かの料理が並んだテーブル、大きな液晶のモニターが2つ壁の1面に広がっており、部屋中に設置された音響装置があった。
ちょっとしたホームシアターのようだ。
高山獅貴は椅子の中央に日向子をエスコートし、自らもその傍らに座った。
「間違いなく特等席ですよ……BLA-ICAとheliodor、両方のステージを同時に見られるのはこの部屋だけなのだから」
日向子は黙って首を縦にした。
ライブ本番を自分が用意した部屋で一緒に見ないか、と誘われた日向子は迷いながらもその誘いを受け入れた。
もちろんheliodorのメンバーにも説明して理解を得た。
やはりどうしても見ておきたかったのだ。
heliodorだけではなく、玄鳥のステージも。
そうでなくては彼等の決戦を見届けることにはならないような気がした。
「……私には全てを見届ける義務があり、あなたには全てを見届ける権利があります……」
高山獅貴の感慨深げな囁きに、日向子は再度首を上下した。
「……見届けます。ここで、全て」
《つづく》
2008/02/06 (Wed)
ラスト・エスコート2関連
「ラスト・エスコート2」発売まであと15日。
ABCといいシドといいAciD FLavoRといい、何故かみんな私の懐事情に優しいリリーススケジュールである。
さて、そんな中ラスエス2開発元・ヴァンテアンの高木さんが公式ブログで展開中の前代未聞な企画。
ホストとの一夜限りのメールイベント。
リアルな話をすると、高木ディレクター自らホストたちになりきって、二時間限定でメールのやりとりをしてくれるというもの……のようです。
画期的です。
画期的過ぎます。
正直企画が成立するのかかなり不安です。
不安を感じながら、あえて応募しました。笑。
発売前のゲームとはいえ、結構な数応募者はいると思われるので、当たらないとは思うけどね。
今日になって応募数のランキング確認しようとしたら、定員が二倍になってた。
20人×6で120人。
だ、大丈夫なんですか?高木さん。汗。
流石に時間帯は分けるみたい(任意指定不可)だけど、ますます心配であります。
ちなみにランキングはマイダーリン・天祢氏、もはや不動の最下位です。
いいんだか悪いんだかだよ……。
マイ次点の涼もランキング低いなー……発売後にどうなるかはわからんが(世間も私も)、最近あんまり人気のないキャラクターにいかなかったから、びっくりする。
アンジェリークしかやってなかった時代の、チャーリーさんの人気投票毎号二桁台に悩んでいた頃を思い出した。笑。
もっと評価されていい筈だと。笑笑。
話を戻して。
高木さんは結構自分を追い込む傾向にあるようで、公式ブログなのにとんでもない爆弾発言を平気でかまします。
ロックです。
ロック過ぎます。
特に主題歌を歌う方々に対するコメントには二回ぐらい背筋が凍ったし……。
隠しキャラの件とか、ゲームの方向性とか、「私の意向じゃない」だの「私が作りたいものとズレを感じる」だの平気で言いますから。発売前のゲームなのに。
D3Pからよく圧力がかからないと思うけど、過去に記事削除とかされてたりしないかな……。
正直言って乙女ゲーユーザーからも賛否ありそうですが、上っ面なセールストークよりは面白いし、投遣りな批判とはまったく違うから、真剣に仕事に取り組んでる感は伝わるよね。
正直開発ブログで日参してんの高木さんのだけだし。笑。
しっかし隠しキャラは、前作クリアしないとオトせねーってのは痛いですよ。
どーすっかなー。
ABCといいシドといいAciD FLavoRといい、何故かみんな私の懐事情に優しいリリーススケジュールである。
さて、そんな中ラスエス2開発元・ヴァンテアンの高木さんが公式ブログで展開中の前代未聞な企画。
ホストとの一夜限りのメールイベント。
リアルな話をすると、高木ディレクター自らホストたちになりきって、二時間限定でメールのやりとりをしてくれるというもの……のようです。
画期的です。
画期的過ぎます。
正直企画が成立するのかかなり不安です。
不安を感じながら、あえて応募しました。笑。
発売前のゲームとはいえ、結構な数応募者はいると思われるので、当たらないとは思うけどね。
今日になって応募数のランキング確認しようとしたら、定員が二倍になってた。
20人×6で120人。
だ、大丈夫なんですか?高木さん。汗。
流石に時間帯は分けるみたい(任意指定不可)だけど、ますます心配であります。
ちなみにランキングはマイダーリン・天祢氏、もはや不動の最下位です。
いいんだか悪いんだかだよ……。
マイ次点の涼もランキング低いなー……発売後にどうなるかはわからんが(世間も私も)、最近あんまり人気のないキャラクターにいかなかったから、びっくりする。
アンジェリークしかやってなかった時代の、チャーリーさんの人気投票毎号二桁台に悩んでいた頃を思い出した。笑。
もっと評価されていい筈だと。笑笑。
話を戻して。
高木さんは結構自分を追い込む傾向にあるようで、公式ブログなのにとんでもない爆弾発言を平気でかまします。
ロックです。
ロック過ぎます。
特に主題歌を歌う方々に対するコメントには二回ぐらい背筋が凍ったし……。
隠しキャラの件とか、ゲームの方向性とか、「私の意向じゃない」だの「私が作りたいものとズレを感じる」だの平気で言いますから。発売前のゲームなのに。
D3Pからよく圧力がかからないと思うけど、過去に記事削除とかされてたりしないかな……。
正直言って乙女ゲーユーザーからも賛否ありそうですが、上っ面なセールストークよりは面白いし、投遣りな批判とはまったく違うから、真剣に仕事に取り組んでる感は伝わるよね。
正直開発ブログで日参してんの高木さんのだけだし。笑。
しっかし隠しキャラは、前作クリアしないとオトせねーってのは痛いですよ。
どーすっかなー。
2008/02/04 (Mon)
雑記
昨年の11月から職場でちまちまと描いてきたオリジナル漫画、「ドンペリ戦隊ホストマン」がとうとう完結しました。
50枚綴りのA6ノート17冊、全51話。
三ヶ月に渡って描き上げた人生初のストーリー漫画。
タイトルに反して意外とまともなものが出来上がり、評判も上々でした。
そして休む間もなく、次の話を描き始めました。
タイトルは「放課後戦隊ガクエンジャー」。
また戦隊かよ。笑。
一応ホストマンの20年後、歌舞城町の一角に創立された「私立蒼庭学園(アオバガクエン)」を舞台に、ホストレッドこと薔夜の娘・蕾花(ライカ)や、ホストホワイトこと雪の息子・霜弥(ソウヤ)が活躍する、SFアクションラブコメディ……になる予定です。
まだ第1話しか描いてないから今後どうなるかわかりません(なんせガクエンジャー自体がまだ出てきてません 笑)。
とりあえず今登場しているキャラクターを簡単にご紹介。
松本蕾花(マツモト・ライカ)
本作のヒロイン。
とある事情で5歳の時にスイスに移住し、12年ぶりに歌舞城町に戻ってきた。
何も知らされないままに蒼庭学園のEXクラス=ヒーロー育成クラスに転入させられてしまい、おまけに、そのエリートグループである生徒会執行部=ガクエンジャーの一員とされてしまう。
はっきりした性格で気が強く、自由奔放な少女。明るく素直だが、思ったことを悪気なく何でも口にしてしまうため、トラブルを呼ぶこともある。
運動神経抜群で、護身術として武道もたしなむ。
重度のブラコンで、血の繋がらない年の離れた兄・命(ミコト)を熱烈に慕っている。
北谷霜弥(キタダニ・ソウヤ)
12年ぶりに再会した蕾花の幼馴染み。
小さい頃は、絵を描くのが大好きな内向的な性格で、蕾花以外に友達を作ることもままならない人見知りで弱虫な子供だった。
再会した霜弥は文武両道、才色兼備、蒼庭学園の生徒会長として全校生徒に尊敬されており、「クールなカリスマ」「孤高のヒーロー」と評されている。
幼少期の別れ際、蕾花がぐずる霜弥をなだめるためにとっさに言った言葉、「大人になったらあたしを守る騎士になるために修行して待ってなさい」を真に受けて努力してきた結果である。
しかし実は本質的には子供の頃と変わらず、他人と目を合わせることもできない対人恐怖症と、口下手ゆえに無口なところが周囲から曲解されているに過ぎない。
蕾花と二人きりになると緊張感から解放されて甘えてくるが、蕾花からはペットの犬同然に扱われるため、なかなか甘い雰囲気にはならない。
松本命(マツモト・ミコト)
蕾花の兄。血縁はない。というか、そもそも人間ではない。
歌舞城においては人間と普通に共生している「アーヴァン」と呼ばれる人造人間であるが、その中でも特殊な能力を持つ突然変異体。
前作ホストマンにおいてラスボスとして登場した少年の成長した姿。
育ての親である薔夜の人格に大きく影響されており、彼同様穏やかだが毅然とした知的な青年に育った模様。
蕾花を妹として深く愛しているが、いい加減兄離れさせなくてはとも感じている。
自分と同じ突然変異体アーヴァンの暗躍を察知し、ガクエンジャーの司令官として関わっていく。
……以上。
他のキャラクター(ガクエンジャーの残りメンバー、悪役、サブキャラなど)も機会があったらご紹介します。
50枚綴りのA6ノート17冊、全51話。
三ヶ月に渡って描き上げた人生初のストーリー漫画。
タイトルに反して意外とまともなものが出来上がり、評判も上々でした。
そして休む間もなく、次の話を描き始めました。
タイトルは「放課後戦隊ガクエンジャー」。
また戦隊かよ。笑。
一応ホストマンの20年後、歌舞城町の一角に創立された「私立蒼庭学園(アオバガクエン)」を舞台に、ホストレッドこと薔夜の娘・蕾花(ライカ)や、ホストホワイトこと雪の息子・霜弥(ソウヤ)が活躍する、SFアクションラブコメディ……になる予定です。
まだ第1話しか描いてないから今後どうなるかわかりません(なんせガクエンジャー自体がまだ出てきてません 笑)。
とりあえず今登場しているキャラクターを簡単にご紹介。
松本蕾花(マツモト・ライカ)
本作のヒロイン。
とある事情で5歳の時にスイスに移住し、12年ぶりに歌舞城町に戻ってきた。
何も知らされないままに蒼庭学園のEXクラス=ヒーロー育成クラスに転入させられてしまい、おまけに、そのエリートグループである生徒会執行部=ガクエンジャーの一員とされてしまう。
はっきりした性格で気が強く、自由奔放な少女。明るく素直だが、思ったことを悪気なく何でも口にしてしまうため、トラブルを呼ぶこともある。
運動神経抜群で、護身術として武道もたしなむ。
重度のブラコンで、血の繋がらない年の離れた兄・命(ミコト)を熱烈に慕っている。
北谷霜弥(キタダニ・ソウヤ)
12年ぶりに再会した蕾花の幼馴染み。
小さい頃は、絵を描くのが大好きな内向的な性格で、蕾花以外に友達を作ることもままならない人見知りで弱虫な子供だった。
再会した霜弥は文武両道、才色兼備、蒼庭学園の生徒会長として全校生徒に尊敬されており、「クールなカリスマ」「孤高のヒーロー」と評されている。
幼少期の別れ際、蕾花がぐずる霜弥をなだめるためにとっさに言った言葉、「大人になったらあたしを守る騎士になるために修行して待ってなさい」を真に受けて努力してきた結果である。
しかし実は本質的には子供の頃と変わらず、他人と目を合わせることもできない対人恐怖症と、口下手ゆえに無口なところが周囲から曲解されているに過ぎない。
蕾花と二人きりになると緊張感から解放されて甘えてくるが、蕾花からはペットの犬同然に扱われるため、なかなか甘い雰囲気にはならない。
松本命(マツモト・ミコト)
蕾花の兄。血縁はない。というか、そもそも人間ではない。
歌舞城においては人間と普通に共生している「アーヴァン」と呼ばれる人造人間であるが、その中でも特殊な能力を持つ突然変異体。
前作ホストマンにおいてラスボスとして登場した少年の成長した姿。
育ての親である薔夜の人格に大きく影響されており、彼同様穏やかだが毅然とした知的な青年に育った模様。
蕾花を妹として深く愛しているが、いい加減兄離れさせなくてはとも感じている。
自分と同じ突然変異体アーヴァンの暗躍を察知し、ガクエンジャーの司令官として関わっていく。
……以上。
他のキャラクター(ガクエンジャーの残りメンバー、悪役、サブキャラなど)も機会があったらご紹介します。
2008/01/28 (Mon)
Angelo周辺
栃木に続いては渋谷2days。
1日目は1階やや後方の下手最端、2日目は2階で下手寄り。
2日目はチケット取れたのが前夜、日付変わってからというちょっとスリリングな展開。笑。
もうちょっと早く手を打つべきだったと軽く反省しました。
グッズで新たにブランケットを購入したんだけど(これも仕事用)、あまりにも開場待ちの間寒くて即活用したという。
案外手触り滑らかであったかくていい感じ。
切人一家エプロン(「武装料理人」って書いてあるヤツ 笑) にもちょっと惹かれたけど、引っ越し費用貯めなきゃいけないことだし、とりあえずスルーで。
だいたい日頃エプロンとか使ってねェだろ、っていう。
ライブの内容としては2日間ともセトリは、8曲目以外は変更なし。
ラスト一曲は変えて来るかと思ったんだけど……。
あとバラードセクションの曲順もまた変わってて、ちょっとびっくりだった。
意外とアリです。
ちなみに私は前回の栃木であまりにもナチュラルに減量に成功したため(笑)、ダイエット効果を狙って、燃焼系サプリのカルニチンを開場後すぐくらいに服用して参戦。
基本ライブ中爪先立ち、振りという振りを本気でやってみたところ、ハコライブか?ぐらい発汗して、「SCRAP」でヘドバンする時にちょうど汗がだーっと伝ってきてえらいことになってました。
やってみた感想として、多分、本気で挑んだ時にダイエット効果の期待できる曲は、SQUALL、Destruction impulse、新曲3あたりかな。笑。
やっぱり一番汗をかくアクションはジャンプ。
新曲3とかCRUCIFIXとか跳び系は代謝促進が期待できます。
筋トレに一番有効なのは拳を振り上げる、前に乗り出すといったアクション。これの爪先立ちは効きます。
ヘドバンは限りなく無酸素運動に近いので、意識して呼吸を取り入れないとダメかもね……。
ちなみに成果としては、ライブ後に多少高カロリーな食事をしても、トータル1.5キロ減でした。
武道館までにあと5キロ削ります……!! 笑。
何て新しい切口のレポートなんだ。爆。
まあ、私の質量事情はこのぐらいにしておいて、もう少しライブの内容に触れると、初日は若干トラブルっぽいものもあったような感じだったけど、それなりに無難にまとまったライブだった。
回を増すごとにディアマスのお兄ちゃんの暴走っぷりがすごくなってるのが気になったくらいであとは今までとそんな変わらず。
2日目はお兄ちゃんの様子が大変おかしく、NEO HADESあたりがピークで、サビの歌詞を大方飛ばしてた。笑。
で、最終的にアンコールで早くもツアーファイナルみたいな、決意表明をしてくれて(しかも2回。何故か2回。笑)、会場内ではすすり泣く声があちこちから。
てっきり一緒にいた師匠も(笑)泣くのかなーと思いきや泣いてなかった。
何か色々思うところがあるようだったけど、ようするに「改めて言われなくてもそんなことはわかってるよ」的な心境だったんじゃないでしょうか。
私も泣きこそしなかったものの、お兄ちゃんの金言の後の新曲3っていう流れには「キター」と思いました。
新曲なのに、ある種の黄金律というか、様式美的な美しい流れが出来上がってて面白い。
やっぱりこの曲は猿とはまた違う次元の別格の曲になりそうです。
さて順番が前後するようだが、お楽しみメンバー紹介と締めの挨拶。
初日メンバー紹介のテーマは、TAKEO男爵、KOHTA王子が「お母さんっぽく」、TORUさんが「おじいちゃんっぽく」(笑)。
TAKEOさんは確か「先にお風呂入っちゃいなさい」とか言ってましたが、「風呂入って何する気だ!」ってくらいエロいママンでした。爆。
KOHTAさんは一回お題を無視してまた男爵の真似をして「気持ちいい」「入り込める」とか言ってましたな。
TORUさんはリアル祖父(故人)の思い出トークでした。
あんないっぱい喋ったの珍しいと思った。笑。
で、その後お兄ちゃんが村田兄弟のリアルママンを乗り移らせて「信也、康太が真似するでしょ」。
しめの挨拶ではKOHTAさんがリアルママンを乗り移らせて「康太、信也の真似しないの!」。
いいなぁ……。
兄弟……なんで私は一人っ子なんだろう。泣。
こういう家族の会話に憧れがあるんですよ。
「お兄ちゃん、私の海老フライ取らないでよ!」とか言ってみたかった……。笑。
2日目はリズム隊のお題が「ギャル男っぽく」。
「○○系」って言えばギャル男だという認識のKOHTA様に激しく萌えた。
「俺超あっちぃ系!」て。爆。
TORUさんはお題を無視してシュールな行動に走り(笑)、奇妙な空気の後でお兄ちゃんの前出の金言があり。
締めの挨拶はまず男爵が指名されて「お兄さんっぽく!」。
で、指名を逃れて「それは振りですか?」ってくらい大袈裟にKOHTAさんが安堵していたら、結局その後で指名されて「お姉さんっぽく!」。
お姉さんっぽくって言ってんのに「おいお前たち!」って何故か女王様口調。
別にあなたのリアル兄をそのままお姉さんに変換しなくていいんですから。そうとしか思えなかった。笑。
まあ、だいたいそんな感じのライブでしたが、次はとりあえず武道館の予定です。
でもチケット見付かったら郡山行っちゃうかも……。
1日目は1階やや後方の下手最端、2日目は2階で下手寄り。
2日目はチケット取れたのが前夜、日付変わってからというちょっとスリリングな展開。笑。
もうちょっと早く手を打つべきだったと軽く反省しました。
グッズで新たにブランケットを購入したんだけど(これも仕事用)、あまりにも開場待ちの間寒くて即活用したという。
案外手触り滑らかであったかくていい感じ。
切人一家エプロン(「武装料理人」って書いてあるヤツ 笑) にもちょっと惹かれたけど、引っ越し費用貯めなきゃいけないことだし、とりあえずスルーで。
だいたい日頃エプロンとか使ってねェだろ、っていう。
ライブの内容としては2日間ともセトリは、8曲目以外は変更なし。
ラスト一曲は変えて来るかと思ったんだけど……。
あとバラードセクションの曲順もまた変わってて、ちょっとびっくりだった。
意外とアリです。
ちなみに私は前回の栃木であまりにもナチュラルに減量に成功したため(笑)、ダイエット効果を狙って、燃焼系サプリのカルニチンを開場後すぐくらいに服用して参戦。
基本ライブ中爪先立ち、振りという振りを本気でやってみたところ、ハコライブか?ぐらい発汗して、「SCRAP」でヘドバンする時にちょうど汗がだーっと伝ってきてえらいことになってました。
やってみた感想として、多分、本気で挑んだ時にダイエット効果の期待できる曲は、SQUALL、Destruction impulse、新曲3あたりかな。笑。
やっぱり一番汗をかくアクションはジャンプ。
新曲3とかCRUCIFIXとか跳び系は代謝促進が期待できます。
筋トレに一番有効なのは拳を振り上げる、前に乗り出すといったアクション。これの爪先立ちは効きます。
ヘドバンは限りなく無酸素運動に近いので、意識して呼吸を取り入れないとダメかもね……。
ちなみに成果としては、ライブ後に多少高カロリーな食事をしても、トータル1.5キロ減でした。
武道館までにあと5キロ削ります……!! 笑。
何て新しい切口のレポートなんだ。爆。
まあ、私の質量事情はこのぐらいにしておいて、もう少しライブの内容に触れると、初日は若干トラブルっぽいものもあったような感じだったけど、それなりに無難にまとまったライブだった。
回を増すごとにディアマスのお兄ちゃんの暴走っぷりがすごくなってるのが気になったくらいであとは今までとそんな変わらず。
2日目はお兄ちゃんの様子が大変おかしく、NEO HADESあたりがピークで、サビの歌詞を大方飛ばしてた。笑。
で、最終的にアンコールで早くもツアーファイナルみたいな、決意表明をしてくれて(しかも2回。何故か2回。笑)、会場内ではすすり泣く声があちこちから。
てっきり一緒にいた師匠も(笑)泣くのかなーと思いきや泣いてなかった。
何か色々思うところがあるようだったけど、ようするに「改めて言われなくてもそんなことはわかってるよ」的な心境だったんじゃないでしょうか。
私も泣きこそしなかったものの、お兄ちゃんの金言の後の新曲3っていう流れには「キター」と思いました。
新曲なのに、ある種の黄金律というか、様式美的な美しい流れが出来上がってて面白い。
やっぱりこの曲は猿とはまた違う次元の別格の曲になりそうです。
さて順番が前後するようだが、お楽しみメンバー紹介と締めの挨拶。
初日メンバー紹介のテーマは、TAKEO男爵、KOHTA王子が「お母さんっぽく」、TORUさんが「おじいちゃんっぽく」(笑)。
TAKEOさんは確か「先にお風呂入っちゃいなさい」とか言ってましたが、「風呂入って何する気だ!」ってくらいエロいママンでした。爆。
KOHTAさんは一回お題を無視してまた男爵の真似をして「気持ちいい」「入り込める」とか言ってましたな。
TORUさんはリアル祖父(故人)の思い出トークでした。
あんないっぱい喋ったの珍しいと思った。笑。
で、その後お兄ちゃんが村田兄弟のリアルママンを乗り移らせて「信也、康太が真似するでしょ」。
しめの挨拶ではKOHTAさんがリアルママンを乗り移らせて「康太、信也の真似しないの!」。
いいなぁ……。
兄弟……なんで私は一人っ子なんだろう。泣。
こういう家族の会話に憧れがあるんですよ。
「お兄ちゃん、私の海老フライ取らないでよ!」とか言ってみたかった……。笑。
2日目はリズム隊のお題が「ギャル男っぽく」。
「○○系」って言えばギャル男だという認識のKOHTA様に激しく萌えた。
「俺超あっちぃ系!」て。爆。
TORUさんはお題を無視してシュールな行動に走り(笑)、奇妙な空気の後でお兄ちゃんの前出の金言があり。
締めの挨拶はまず男爵が指名されて「お兄さんっぽく!」。
で、指名を逃れて「それは振りですか?」ってくらい大袈裟にKOHTAさんが安堵していたら、結局その後で指名されて「お姉さんっぽく!」。
お姉さんっぽくって言ってんのに「おいお前たち!」って何故か女王様口調。
別にあなたのリアル兄をそのままお姉さんに変換しなくていいんですから。そうとしか思えなかった。笑。
まあ、だいたいそんな感じのライブでしたが、次はとりあえず武道館の予定です。
でもチケット見付かったら郡山行っちゃうかも……。
2008/01/25 (Fri)
遙かなる時空の中でシリーズ関連
遙4公式HPにて、メイン攻略キャラクター(初代八葉??)がじらしにじらした挙句ようやく大発表。
ファーストインプレッションはやはり風早、そして次点は布都彦かな。
見た目も設定も好みだし、紹介ページの台詞がよかった。
布都彦が天の白虎っぽいので、伝統の眼鏡枠はついに廃止か。古代だものな。笑。
しかし、本当に宮田さんだけがそのまんま地の朱雀なのがおかしくて仕方がない。何故なんだ。爆。
しかし、みんなすごいぞ。
優しい従者な井上さん、超俺様な王子の石田さん、卑怯者な山賊の関さん、小生意気な幼馴染みの宮田さん、勇ましい少年武官の保志さん、明らかにエロス担当(笑)の三木さん、ピュアピュア不思議少年の直兄、クールビューティーな中原さん。
どうなってしまうんだ、遙4!! 笑。
ファーストインプレッションはやはり風早、そして次点は布都彦かな。
見た目も設定も好みだし、紹介ページの台詞がよかった。
布都彦が天の白虎っぽいので、伝統の眼鏡枠はついに廃止か。古代だものな。笑。
しかし、本当に宮田さんだけがそのまんま地の朱雀なのがおかしくて仕方がない。何故なんだ。爆。
しかし、みんなすごいぞ。
優しい従者な井上さん、超俺様な王子の石田さん、卑怯者な山賊の関さん、小生意気な幼馴染みの宮田さん、勇ましい少年武官の保志さん、明らかにエロス担当(笑)の三木さん、ピュアピュア不思議少年の直兄、クールビューティーな中原さん。
どうなってしまうんだ、遙4!! 笑。